2006年01月31日

β

Β,β
文字の名前は、「ベータ」。
読み方は、「バ」。
でも、v の音、「ヴァ」。
他の子音との合成には、βγ、βδ、βλ、βρ があります。


Βορεια,
εβρεχε στα βουνα.
Εχει βραδιασει και το βραδυ,
Ο βιαιοs βασιλευs βογκουσε !
Βεβαιωσε οτι
η βαση τηs βιομηχανιαs βρισκεται στο βαγονι,
βεβαια ! .
Τα εβαλε να βαστανε το βαρυ βαζο.
Και βουλιαξαν στον βουρκο.
Τον βαλλουμε για να τα βοηθησουμε.
Θα βγουν απο το βαθοs.
Βουβοs ειμαι αλλα τα βολευω.
Η βλεψη μου ειναι ο βιοs.



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2006年01月30日

Aristotle University of Thessaloniki奨学金留学生募集要項

webを検索していましたら、
Aristotle University of Thessaloniki奨学金留学生募集要項 がありましたのでメモしておきます。
独立行政法人日本学生支援機構
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2006年01月28日

ΕΤΟΣ ΜΟΤΣΑΡΤ και Η Χρονια του Σκυλου

 今年は、モーツアルト生誕250年ということで、ギリシャでも、報道されています。
「ΕΤΟΣ ΜΟΤΣΑΡΤ」と言う表現です。
モーツアルトは、 ΜΟΤΣΑΡΤ なんですね。ΕΤΟΣ は、年。
例えばこんな記事

 では、イヌ年は、「ετοs σκυλοs」なのかしら、と思っていると、
「Η Χρονια του Σκυλου 」と言う写真記事がありました。
元の記事
「中国の黄道十二宮の研究者は、一月の29日に始まる、陰暦の新しい年は、国々の関係に、一層の調和がもたらされると言っています。けれども、一方で、より多くの地震がもたらされるとも言っています。(ギリシャの専門家は知らない係数です!)
写真報道では、すでに、さまざまな見方の犬の生活のスナップ写真が、私たちのもとへ、送られています。…」と言って、幾枚かの写真。
ζωδιακοs κυκλοs は、「黄道十二宮」。十二支のこと?とも、星座のここと?
σεληνιακο ετοs は、「月の年」だから「陰暦」でしょう。
φωτοειδησεογραφικοs は、ειδησεογραφικοsが「報道の」という形容詞だから、それに写真が付いたもの。

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2006年01月27日

厳冬

 今日、27日、インターネットで、ERT を見ていましたら、朝のニュースショーで、
「厳冬」という話題を放送していました。
 ギリシャも、今年は寒さが厳しいのでしょうね。
映像は、畑の野菜が、雪と寒さで、駄目になっているというもの。

 タイトルには、「βαρυχειμωνια」とあります。
βαρυs は、「重たい」という形容詞。大変な、とか、辛いとかいう意味にも。
χειμωνιαs は、「冬」。

barux.gif
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現代ギリシャの紀行、何冊か

 現代ギリシャの紀行文、写真集の本をメモしておきます。

『ギリシャ 愛と詩の島 12人が語るギリシャ案内』川政祥子
洋泉社
on Amazon

『ギリシャ裏町散歩』稲生 節
現代企画社
on Amazon

『In-between 2  フランス、ギリシャ』港千尋
EU・ジャパンフェスト 日本委員会
on Amazon
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文中から動詞を見つける 3

 さて、動詞の、また別の形です。一般的な動詞は、「・・・νω 」というものが多いです。アクセントは、後から何番目かの音節にあります。ところが、最後の音節、つまり、最後のω にアクセントのある動詞も、随分あります。これは、違った変化をします。
 その「・・ω」の動詞も、大きく二種類あります。
代表的な動詞、ρωτω (質問する)と、οδηγω (運転する)を例にして、見てみましょう。
 各、一人称/二人称/三人称、それぞれの複数の順。

  現在形(ΕΝΕΣΤΩΤΑΣ)

ρωτω [ρωταω]/ ρωταs / ρωταει [ρωτα] /ρωταμε / ρωτατε / ρωταν
[ ]内は、異形。でもよく使う。
(α にアクセント)
οδηγω / οδηγειs / οδηγει / οδηγουμε / οδηγειτε / οδηγουν
(ι にアクセント)

  パラタティコス(ΠΑΡΑΤΑΤΙΚΟΣ)

ρωτουσα / ρωτουσεs / ρωτουσε / ρωτουσαμε / ρωτουσατε / ρωτουσαν
οδηγουσα / οδηγουσεs / οδηγουσε / οδηγουσαμε / οδηγουσατε / οδηγουσαν
 パラタティコスでは、二種類とも同じ変化をします。
(υ にアクセント)

  アオリスト(ΑΟΡΙΣΤΟΣ)
 アクセント位置は、一般の動詞と同様、後から三番目。
ρωτησα / ρωτησεs / ρωτησε / ρωτησαμε / ρωτησετε / ρωτησουν

οδηγησα / οδηγησεs / οδηγησε / οδηγησαμε / οδηγησατε / οδηγησουν
 二種類とも同じ変化をします。
しかしながら、アオリストでは、
「・・εσα」、「・・ασα」になるものもあります。
εσα のものは、
μπορω - μπορεσα / φοραω - φορεσα / ποναω - πονεσα /
καλω - εκαλεσα / παρακαλω - παρακαλεσα / βαραω - βαρεσα
χωραω - χωρεσα /

ασα のものは、
πειναω - πεινασα / γελαω - γελασα / διφαω - διφασα /
κρεμαω - κρεμασα / χαλαω - χαλασα / χαμογελαω - χαμογελασα
ασα の語の内、元の語幹からνが消えるもの
ξεχναω - ξεχασα / περναω - περασα / κερναω - κερασα
γερναω - γερασα
があります。




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2006年01月26日

文中から動詞を見つける 2

 ええと、
動詞の中で、παω、λεω、τρωω は、全く違う変化をすると書きました。
なので、下に、書いてみます。(これに類似の動詞もいくつかあります)
 その前に、παω、λεω、τρωω は、そのままでは、辞書の見出し語になってないこともあります。
 παω は、πηγαινω。λεω は、λεγω。τρωω は、τρωγω です。

παω(α にアクセント)
現在形
παω / παs / παει / παμε / πατε / πανε
パラタティコス
πηγαινα(η にアクセント、複数一と二人称は ι に)
πηγαινα / πηγαινεs / πηγαινε / πηγαιναμε / πηγαινατε / πηγαιναν
アオリスト
πηγα(η にアクセント)
πηγα / πηγεs / πηγε / πηγαμε / πηγατε / πηγαν

現在完了
εχω παει
過去完了
ειχα παει
現在分詞
πηγαινονταs
命令形
πηγαινε / πατε


λεω(ε にアクセント)
現在形
λεω/ λεs / λεει / λεμε / λετε / λενε
パラタティコス
ελεγα / ελεγεs / ελεγε / λεγαμε / λεγατε / ελεγαν
アオリスト
ειπα(ι にアクセント)
ειπα / ειπεs / ειπε / ειπαμε / ειπατε / ειπαν

現在完了
εχω πει
過去完了
ειχα πει
現在分詞
λεγονταs
受動完了分詞
ειπωμενοs
命令
πεs / πειτε


τρωω(前のω にアクセント)
現在形
τρωω / τρωs / τρωει / τρωμε / τρωτε / τρωνε
パラタティコス
ετρωγα / ετρωγεs / ετρωγε / τρωγαμε / τρωγατε / ετρωγαν
アオリスト
εφαγα / εφαγεs / εφαγε / φαγαμε / φαγατε / εφαγαν
現在完了
εχω φαει
過去完了
ειχα φαει

現在分詞
τρωγονταs
受動完了分詞
φαγμενοs


 ほかに、βλεπω(見る) は、特異な変化を持っています。
アオリストは、ειδα /ειδεs / ειδε / ειδαμε / ειδατε / ειδαν
現在分詞は、βλεπονταs。完了分詞は、ιδωμενοs
です。
posted by kyotakaba at 12:24| Comment(0) | とっつき文法の覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

現代ギリシャ語辞典

 辞書の紹介を、やはり、しておいた方がいいでしょう。
と言っても、現代ギリシャ語の日本語辞書は、『現代ギリシャ語辞典』以外にないのでは?
私が使っているのは、『新版 現代ギリシャ語辞典』で、2000年刊行のものです。
川原拓雄 氏の編纂。リーベル出版社です。説明は、丁寧で、使いよい辞書だと思います。
でも、装丁が普通の書籍向きで作られているので、直ぐにばらけてしまいました。
 2004年に、第三版が出ています。語彙数も増えて、充実。二版が、20500語だったのが、34000語ですから。

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 それで、リーベル出版のweb-pageを見ると、
『自修ホメーロス  イーリアス第22巻』長谷部英吾
と言う書籍がありました。
リーベル出版2005年12月刊
posted by kyotakaba at 11:33| Comment(0) | ギリシャ関連書籍など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

文中から動詞を見つける 1

 さてさて、動詞。
 日本語では、「〜は、・・に」と言うように、まず主体者と相対者の対応関係を示します。その上で、その関係の様態を示すのに、動詞が使われます。それで、動詞は、文の後にあるのが常です。
 英語では、文は、起こっている現象を示すことに重きを置いています。それなので、動作を示す動詞が文の要となっています。それで、動詞には、動作を行っているもの(主語)が、不可欠で、必ず、直前にあります。その、主語と動詞の一組は、文頭にあります。
 ギリシャ語では、どうなのかと考えました。
 ギリシャ語では、名詞が変化をして、その役割を既に示しています。名詞の変化(格)が、文を構成する動力になっているのです。それでは、ギリシャ語の動詞も、日本語の場合と同様な、複数のものの間の関数かしら。でもないようです。人称の変化をしますから。どうも、ギリシャ語の動詞は、動作の主体が何かを示すことが、重要な役割になっているようです。「あるもの対して(目的語) 〜をする。」とギリシャ語で表現した場合、その「〜する」という語の中に、それが誰によるかが示唆されています。それで、ギリシャ語の文では、往々にして、主語が省略されます。必要なときは、文末に、「και εγω(私が)」のように加えられたりします。

 さて、そんな動詞ですが、やはり、特有な変化を、語尾に持っています。
 変化は、性別では起りません。人称と、時制とによって変化します。
 「κανω(〜をする)」を例にして見てみます。と思ったんですが、アオリスト(過去形)が、特別な変化なので止めます。
 「λυνω(〜を解く)」にします。
(web では、アクセント記号をつけると、文字化けをします。それで、つけずにいます。
λυνω のアクセントは、υ です。下の例のパラティコスとアオリスト以外は、υ にアクセントです。
パラティコスとアオリストでは、ε にアクセントがあります。
現在完了では、εχω のε にもアクセントがあります。
過去完了では、ειχα のι に。)
(それから、語尾のシグマも文字化けするので、英文字のs に変えてあります。)


 一人称、二人称、三人称、それぞれの複数の順に書きます。

 現在形(ΕΝΕΣΤΩΤΑΣ)
λυνω / λυνειs / λυνει / λυνουμε / λυετε / λυνουν

 (パラタティコスとアオリストでは、語頭に、ε が付きます。これは、λυνω が、二音の動詞だからです。パラタティコスとアオリストでは、後から三音目に、必ずアクセントが付きます。なので、ε を付けて三音目にします。)
 パラタティコス(ΠΑΡΑΤΑΤΙΚΟΣ)
ελυνα / ελυνεs / ελυνε / λυναμε / λυνατε / ελυναν

 アオリスト(ΑΟΡΙΣΤΟΣ)
ελυσα / ελυσεs / ελυσε / λυσαμε / λυσατε / ελυσαν

 現在完了(ΠΑΡΑΚΕΙΙΜΕΝΟΣ)
εχω λυσει / εχειs λυσει / εχει λυσει / εχουμε λυσει / εχετε λυσει / εχουν λυσει

 過去完了(ΥΠΕΡΣΥΝΤΕΛΙΚΟΣ) (λυσει は同じです)
ειχα - / ειχεs - / ειχε - / ειχαμε - / ειχατε - / ειχαν -


 現在分詞(ΜΕΤΟΧΗ)
λυνονταs

 完了分詞
εχονταs λυσει

 中動相・現在完了分詞(ΜΕΤΟΧΗ ΠΑΡΑΚΕΙΜΕΝΟΣ)
   (中動相を上に挙げてないのに何ですが。「解かれている」という形容詞の
役割になります)
λυμενοs (ε にアクセント)

 命令法(ΠΡΟΣΤΑΚΤΙΚΗ)
λυσε / λυστε


 これが、最も基本的な動詞の変化です。動詞には、アクセントが、語尾のω にあるものがあります。それは、また別の変化をします。それから、語幹の最後の子音によって、いくつかの変化の仕方があります。
 そして、日常、よく使う動詞のうち、「λεω(言う)」「παω(行く)」「τρωω(食べる)」などは、全く別の変化の仕方です。
 手元に、『ΤΑ ΡΗΜΑΤΑ ΤΗΣ ΝΕΑΣ ΕΛΛΗΝΙΚΗΣ』と言う、動詞の変化表の本があります。これには、235種類の動詞の変化の例が、収めてあります。(ヤレヤレ)

 ともかく、上の語尾のものを見つけられれば、動詞だと見当がつきます。
posted by kyotakaba at 11:04| Comment(0) | とっつき文法の覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月25日

墓碑銘「ラケダイモンの人びとに」

 中務先生の『饗宴のはじまり』を読んでいて、
「旅人よ ラケダイモンの人びとに 行きて伝えよ
 国人(くにびと)の 言(こと)のまにまに ここにわれら 討ち果てたりと 」
という文に出会いました。(これは、中務先生の訳かしら)
 この文には、少し前、ブログ「日刊ギリシャ檸檬の森」で、出会っています。「檸檬の森」では、この文が書かれた故事の、戦争については説明があったのですけれど、文そのものの説明はありませんでしたけれど。
 非常に有名な墓碑銘なのでした。ヘロドトスの『歴史』には、すでに採取されていて。『ギリシャ詞花集』にも収められているもの、だと。
 私は、ものを知らないから…
 ブログ検索をしたら、高遠弘美先生のブログにも、呉茂一の訳が引かれてました…
ラケダイモンの国びとに:高遠弘美の休み時間
 この文は、以前には、詩人シモニデスのものとされていたのだけれど、最近の研究では、違うということになっているのだそうです。
 それならば、手持ちの文庫『ギリシャ・ローマ名言集 柳沼重剛 編』にもあるのでは、とページを繰ると、やっぱりありました。こちらは、松平千秋先生の訳で、また、ちょっと違って、
「旅人よ、スパルタびとに伝えてよ。ここに、彼らが
 おきてのままに、果てしわれらの眠りてあると。」
原文は、
「ω ξειν, αγγελλεειν Λακεδαιμονιοιs οτι τηδε
κειμεθα τοιs κεινων πειθομενοι.」
現代文と、単語から違って…

 『饗宴のはじまり』で、上の文があるのは、「映画にしたいギリシャ文学」の章です。
ここには、ヘリオドロスの『エチオピア物語』も、興味深く紹介されてます。

『エティオピア物語 叢書アレクサンドリア図書館』 on Amazon
posted by kyotakaba at 13:54| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ピラカンサ

 昨日、テレビの夕方の地方ニュースを見ていましたら、季節を感じさせる映像と言って、ピラカンサが沢山の赤い実をつけているのが映されました。その解説が、字幕でつけられました。ピラカンサは、ギリシャ語で、「火」と「刺」なのです、と。
 現代ギリシャ語で、「火」で、最初に思いついたのは、「φωτια」です。これでは、ないようなので、辞書を見ると、「πυρκαια」がありました。ピルカイアでしょうか。こちらの方なのでしょう。
 「刺」は、「αγκαθι」。二つ並べると、何となくピラカンサかなあ…、語源は古典語なのだから、これくらい似ていれば、いい?

ピラカンサ@季節の花300
posted by kyotakaba at 11:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

文中から形容詞を見つける 2

 「文中から形容詞を見つける 1」では、形容詞を、名詞を修飾するものと書きました。それだと、形容詞は、名詞がないと使われないように思われます。もちろん、そうではなく、カテゴリアする場合もあります。κατηγορουμενοs は、補語と辞書にはありますけど。でも、補うといわれても、分かりにくいです。カテゴリーに入れる語と言った方が、ピンと来るのではないでしょうか。

 Ο πλανητηs ειναι ομορφοs. この惑星は美しい。

 と、カテゴロメニのことを書いたのは、比較級を使う場合があったからです。
 では、比較の表現を見ましょう。
「道連れの人間とライオン」というイソップのお話に、ライオンが人間より強いという台詞があります。また、
ギリシャの新聞カセメリニに、昨12月、日本の降雪の記事がありました。これまでで最大の降雪だ、という最上級表現が使ってありました。


 「道連れの人間とライオン」では、πιο という副詞が使われています。πιο を形容詞の前に付けて、比較の表現が出来ます。
「πιο δυνατοι ειμαστε απο σαs」(私たちは、あなた達より強いです。)
このπιο を使う表現の場合、形容詞は、名詞の応じて性と数と格の変化をするだけで、通常の形容詞の変化のままです。上の文の δυνατοι は補語として使われているので、主語の(省略されてますけど)性と数に応じて、格は主格になっています。

 一方、「Χριστουγεννα στην Ιαπωνια」の記事では、η σφοδροτερη χιονοπτωση と、πιο が見当たりません。これは最上級を表しているので、πιο がない、というわけではありません。こちらは、πιο を用いるのではなく、形容詞の語尾を変化させて、比較の表現を行っています。
 形容詞の語尾を「-οs」から「-οτεροs」に替えます。
σφοδροs から、σφοδροτερos へです。
最後尾のοs は、通常の形容詞の変化と同じ変化をします。

 それでは、最初の「道連れの人間とライオン」の文を、πιο を用いずに書いてみましょう。
「δυνατοτεροι ειμαστε απο σαs.」です。
 反対に、二番目の積雪の記事をπιο を用いて書いてみましょう。
η πιο σφοδρη χιονοπτωση です。

 ところで、「道連れの人間とライオン」では、πιο があってもなくても、冠詞がないのに対して、積雪の記事では、同様にπιο があってもなくても、冠詞があります。「道連れ」の方は、補語なので冠詞がないのでしょうか。でも、
πιο σφοδρη χιονοπτωση という表現はあります。
Σημερα, θα ερχεται πιο σφοδρη χιονοπτωση απο χθεs.
(今日、昨日より強い降雪が来るだろう。)(この例文は、自分で作ったので違うかな)
 冠詞があるかないかは、比較級なのか、最上級なのかに応じています。πιο の場合も、語尾変化の場合も、冠詞があれば、最上級で、冠詞がなければ、比較級です。
 「道連れの人間とライオン」の文を元に最上級の表現を書いてみると、
Ο πιο δυνατοs ειμαι απο εμαs.
Ο δυνατοτεροs ειμαι απο εμαs.
(私は、私たちの中で一番強い。)というのが出来ます。
補語の形容詞に冠詞がないのは、ここまで見ると、形容詞に含まれている比較の働きのためだったのかしら、と思ったりします。


 すべての形容詞は、πιο を用いて比較の表現が出来ます。
けれども、語尾変化(- οτεροs)を用いることの出来ない形容詞は、いくつかあります。
αδυνατοs(弱い),κρυοs(冷たい),καινουριοs(新しい),παραξενο(風変わりな),περιεργοs(好奇心の強い),
それから、色の形容詞。さらに、-μενοs の語尾の形容詞。また、四音節あるものは、- οτεροs を使えません。


 
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文中から形容詞を見つける 1

 では、形容詞。
 形容詞は、ものの様態がどうであるかを示すものです。ものは名詞です。
 形容詞は、名詞の前に置かれます。これは、日本語や英語とも同じです。
 ということは、名詞とくっついて、文中の役割に応じた位置に置かれるということです。そうすると、形容詞も、名詞と同様の変化をしているだろう、ということは、想像されます。
 やはり、形容詞も、その語尾が変化します。それは、名詞の変化に似ています。けれども、全く同じわけではありません。
 形容詞の基本形は、「・・os」です。これが、辞書に、見出し語として載っています。
 形容詞の変化は、形容する名詞に応じて変化します。名詞が、男性なら、男性形に。そして、単数なら単数形に。主格なら、主格形に、という具合です。
 ところで、形容詞にも、いくつかの種類があります。語の音によって、二つの区別があります。それから、色を示す形容詞のいくつかのものと、文語から現代語にそのまま残っているもの、は別の変化をします。

 例を作ってみましょう。
 語は、冠詞+形容詞+名詞、の順。格は、主格/属格/対格。
単数、複数の順で書きます。
 例は、男性の語/女性の語/中性の語の順。
 語幹の語尾が子音か母音でもアクセントのないものの形容詞と、アクセントのある母音かイの発音のもの、というのが二つの区別です。その例を、子音のもの、母音のものの順。

  Ο ομορφοs πλανητηs (美しい惑星)
(一般的な語尾が、-os の名詞でなく、-ηs のものを選んでしまいました。ア〜)

ο ομορφοs πλανητηs / του ομορφου πλανητου / τον ομορφο πλανητη
οι ομορφοι πλανητεs / των ομορφων πλανητων / τουs ομορφουs πλανητεs

  Ο πλουσιοs πλανητηs (豊かな惑星)

ο πλουσιοs πλανητηs / του πλουσιου - / τον πλουσιο -
οι πλουσιοι πλανητεs / των πλουσιων - / τουs πλουσιουs -
(男性形では、二つの区別がありませんでした。)

  Η ομορφη θαλλασα (美しい海)

η ομορφη θαλλασα / τηs ομορφηs θαλλασαs / την ομορφη θαλλασα
οι ομορφεs θαλλασεs / των ομορφων θαλλασων / τιs ομορφεs θαλλασεs

  Η πλουσια θαλλασα (豊かな海)

η πλουσια θαλλασα / τηs πλουσιαs θαλλασαs / την πλουσια θααλλασα
οι πλουσιεs θαλλασεs / των πλουσιων - / τιs πλπυσιεs -
(女性形では、語尾が、η かα の違いがあります)

  Το ομορφο δασοs (美しい森)
(一般的な語尾が -oの名詞を選ばずに、-os のものを選んでしまいました、ア〜)

το ομορφο δασοs / του ομορφου δασουs / το ομορφο δασοs
τα ομορφα δαση / των ομορφων δασων / τα ομορφα δαση

  Το πλουσιο δασοs (豊かな森)

το πλουσιο δασοs / του πλουσου δασουs / το πλουσιο δασοs
τα πλουσια δαση / των πλουσων δασων / τα πλουσια δαση



それでは、「深い森は美しい惑星の豊かな海に面している。」という例文を作ってみましょう。
Το βαθυ δασοs βλεπει στην πλουσια θαλλασα του ομορφου πλανητου .
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2006年01月24日

『饗宴のはじまり』中務哲郎

 図書館にあったので借りて、読んでいる所です。
主に、ギリシャ古典文学に関する随筆を集めた物です。ギリシャ古典世界への簡便な索引になっているのではないでしょうか。それよりも、中務先生の日本語がとても端正で、惹かれてしまいます。
 
『饗宴のはじまり-西洋古典の世界から-』中務 哲郎
岩波書店 2003年8月刊
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 ギリシャ語と言えば、やはり古典語なのですよねえ…
読むべき本も沢山ありますし。

『ギリシア合唱抒情詩集』丹下和彦 訳 京都大学学術出版会 西洋古典叢書 02年11月刊
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『キュロスの教育』クセノポン 松本仁助 訳
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『ピレボス』プラトン 西洋古典叢書 山田道夫 訳
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『ギリシアの文字と言葉 世界の文字と言葉入門』

 何かを検索していて、見つけた本です。
子供向けなのかもしれません。でも、おもしろいかも。

『ギリシアの文字と言葉 世界の文字と言葉入門』岩崎 務
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ギリシアの陶画家クレイティアスの研究

『ギリシアの陶画家クレイティアスの研究
−紀元前6世紀前半におけるアッティカ黒像式陶器の展開−』
平山東子  
中央公論美術出版 2005年4月刊
平山東子:日本学術振興会特別研究員

中央公論社
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α

Α, α
文字の名前は、アルファ。
読み方は、「ア」。
でも、
αι は、「エ」。
αυ は、「アフ」あるいは、「アヴ」と読みます。続く音が無声音だと、「アフ」、有声音だと「アヴ」です。

(アクセント記号をつけると、文字が表示されず?になるので、つけていません。)


Απογευμα,
στην αδεια αιθουσα,
τα αυτια ακουσαν την αληθινα αγγελια.
Αποψε, ανατολικα,
η αγια ανοιξη αρχιζει να ανοιξει το ακριβο αυγο.
Αλλα,
ακομα αφηνω το ασπρο αλατι στην Αθηνα.
Αυριο,
θα αναβει και το αιδιο αιμα.
Αρα,
αποφασιζω να αργω στο Αυγοστο.
Αντιο !



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2006年01月23日

マルティアヌス・カペラのデルフォイ叙述

 藤家渓子氏のエッセイ集『小鳥の歌のように、捉えがたいヴォカリーズ』を読んでいます。
その中の一遍「光源氏の愛した楽器」の冒頭に、デルフォイ近郊のアポロの森の叙述があります。藤家氏ご自身の文章ではなくて、引用されたものですけれど。
 五世紀の人、マルティアヌス・カペラのものです。ですので、原書もギリシャ語ではなくラテン語なのでしょう。web で、少々調べましたが、何処の人か分かりません。図書館で、レファナンスを頼まなくては。
 分かったのは、『文献学とメルクリウスの結婚について、及び自由七科』という文献で有名な人だということ。この書籍は、中世の教科書の標準となったものだということです。アルファベット表記は、Martianus Felix Capella 。
 引用されているのは次の部分でした。
「そよ風が樹々の間を吹きぬけ、樹々がたがいに触れあうと、あるメロディが、ある甘美な音楽が、樹々のあいだから立ちのぼってくる。高いところにある枝、中ごろにある枝、低いところにある枝が、オクターブ、五度、四度、全音と行った基本的な音程を作り出し、さらに旋律的なハーモニーをともないながら、神々の音楽と歌のすべてを発するのだ」訳は、斉藤栄一氏。
 とてもきれいな文章です。現代ギリシャ語に移されたものがあるといいのですけれど。


 上の文の、樹は松のことだそうです。
松は、現代ギリシャ語では、πευκο (中性)です。
枝は、κλαδοs(男性)、小枝は、κλαδι(中性)です。生物学のクローンは、ギリシャ語の枝が語源だそうですけど、現代語からは、遠いような気がします。
 松の枝を、希語で書くと、Οι κλαδοι του πευκου (松の枝々、複数にしました)です。
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2006年01月22日

文中から名詞を見つける

 現代ギリシャ語の文章を目の前にして、最初に戸惑うのは、どの語が主語なのかということです。と言うのは、主語が文頭にあることは、稀だからです。
 そうすると、並んでいる語のどれが何の品詞なのか、ということも、判別しにくいことになってしまいます。英語のように、名詞(主語) - 動詞 - 名詞(目的語)、というふうに、並ぶ順序が決まっていればいいのですけれども、ギリシャ語はそうでないので。
 一方で、現代ギリシャ語の文章を読もうとして、分からない語を辞書で調べようとしたときにも、戸惑ってしまいます。どの語も変化しているので、辞書にある元のままではないのですから。
 このような二つのことが、重なると、「It is greek to me.」ということになってしまいます。でも、ギリシャ語は、名詞、動詞、形容詞、それぞれ固有の変化の仕方があります。それだから、その変化の仕方で、それぞれの語が、文中でどんな役割になっているのかわかります。それに、その変化した語から、語の元の形の見当もつけられます。

 それぞれの語は、その語尾に、特徴があります。名詞、動詞、形容詞は、それぞれ特有の語尾を持っています。変化するのも、その語尾が変化します。

 名詞は、「・・・οs 」あるいは、「・・・αs」が基本的な形です。
これは、男性名詞が、主語の時、そして、単数のときの形です。(文中に、補語で使われるときも、この「主格」形ですけど)
 名詞は、性別で語形が違います。性別は、男性、女性、中性があります。それに、それぞれ単数と複数で違います。それに加えて、文中の役割に応じて、語尾が変化します。主語(主格)であるか、目的語(対格)であるかが、まず区別されます。それに、他の語(名詞)にある限定を与える役割のときにも、区別されます。「〜の・・・」のような場合です。(属格)。
 このような各区別が組み合わされて、語形(語尾)が決められます。性×数×格。
 また、代名詞ですと、これに、人称の区別も加わります。
 それに、見落とせないことがあります。名詞は、文中では、必ず、冠詞が付いています。名詞の前にあります。男性名詞×単数×主格の場合は、O です。ギリシャ語の冠詞には、英語のようには、定冠詞・不定冠詞の区別はありません。けれども、名詞の変化に応じて、同様に、別の形を取ります。
 男性名詞の単数は、上のように、主格の立場にあると、「O ・・os/as」です。
目的語の立場では、「τον  ・・ο」「τον ・・α」です。s がなくなります。
限定をする場合は、「του ・・ου」「του ・・α」です。語尾os のものは、ουになります。
複数になると、主格は、「Οι ・・οι」「Οι ・・εs」。
目的語の立場では、「τουs ・・ουs」「τουs ・・εs」。εs のものは、語尾が主格と同じ。
限定をする場合は、「των ・・ων」「των ・・ων」。
 女性名詞では、まず単数は、
主語の立場では、「Η ・・α」「Η ・・η」。
目的語の立場では、「την ・・α」「την ・・η」。冠詞は変りますが、語尾は変りません。
限定をする場合は、「τηs ・・αs」「τηs ・・ηs」。語尾に s シグマが付きます。
複数になると、「Οι ・・εs」「Οι ・・ειs」。
目的語の立場では、「τιs ・・εs」「τιs ・・ειs」。語尾は、主格と同じ。
限定をする場合は、「των ・・ων」「των ・・εων」。
 中性名詞では、まず単数は、
主語の立場では、「Το ・・ο」「Το ・・μα」「Το ・・ι」。
目的語の立場では、「το ・・ο」「το ・・μα」「το ・・ι」。主格と同じ。
限定をする場合は、「του ・・ου」「του ・・ματοs」「του ・・ιου」。
複数になると、「Τα ・・α」「Τα ・・ματα」「Τα ・・ια」。
目的語の立場では、「τα ・・α」「τα ・・ματα」「τα ・・ια」。主格と同じ。
限定をする場合は、「των ・・ων」「των ・・ατων」「των ・・ιων」。


 以上が、名詞の基本的な語形です。アクセント位置や、特殊な語で、これとは違った形のものもあります。
 けれども、この語尾の語形と冠詞が見られれば、名詞でしょう。文章の中から、見つけ出す目安になると思います。


ο σκυλοs (イヌ:男性名詞)、η γατα (ネコ:女性名詞)、το αλογο (ウマ:中性名詞)
το δοντι (歯、牙:中性名詞)、ο λαιμοs (首:男性名詞)、η χαιτη (たてがみ:女性名詞)

τα δοντια του σκυλου (イヌの牙)
ο λαιμοs τηs γαταs (ネコの首)
η χαιτη του αλογου (ウマのたてがみ)
posted by kyotakaba at 11:06| Comment(0) | とっつき文法の覚書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

これは便利かもしれない

 ギリシャ語も話す音声翻訳機がありました。他にトルコ語とか、アラビヤ語も。
文字も、その言語の文字が表示されるみたいです。
 初歩の学習には、いいのかも。音声は、機械発音かしら?録音かしら?

VOCAL 209:東江物産
posted by kyotakaba at 10:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする