アントワーヌ・ド サン=テグジュペリ のギリシャ語表記は、Αντουαν ντε Σαιντ-Εξυπερυ です。
読んだ部分は、第二十章です。
Καποτε ομωs ο μικροs πριγκιπαs, αφου περπατησε πολυ μεσα απ' την αμμο, τα βραχια και τα χιονια, ανακαλυψε ενα δρομο. Κι ολοι οι δρομοι οδηγουν στουs ανθρωπουs.
-- Καλημερα, ειπε.
Ηταν εναs ανθισμενοs κηποs με τριανταφυλλα.
-- Καλημερα, ειπαν τα τριανταφθλλα.
Ο μικροs πριγκπαs τα κοιταξε. Εμοιαζαν ολα με το λουλουδι του.
-- Τι εισαστε; τα ρωτησε καταπληκτοs.
-- Ειμαστε τριανταφυλλα, ειπαν τα τριανταφυλλα.
-- Α, ειπε ο μικροs πριγκιπαs…
このギリシャ語から訳してみました。
王子様は、岩と雪ばかりの砂漠をずいぶんと歩いたあと、一本の道を見つけました。すべての道と言うものは、人間のところへと導くものです。
「こんにちわ」と王子は言いました。
そこは、バラの花が満開の庭でした。
「こんにちわ」バラの花たちが言いました。
王子は花たちを見つめました。どの花も王子の花に似ていました。
「あなたたちは、何なの?」王子は驚いて尋ねました。
「わたしたちはバラです。」バラたちは言いました。
「あっ」と王子は言って…
さて、興味深いのは、バラと言う言葉です。τριανταφυλλο が、バラを示す現代ギリシャ語です。この語は、τριαντα と、φυλλο の二つからなっている語です。τριαντα は、30です。これは問題ないかと。けれど、φυλλο は、「葉」と覚えていましたので、何か変に感じました。でも、ギリシャ語では、「花びら」も、φυλλο なのです。30の花びらでしたら、よく分かります。
でも、「葉」と「花びら」が同じ語というのは、どういうものか知ら、と思ってしまいます。でも、花びらと葉は、植物学上は、同じ組織で出来ているので、変わらないとのことなのです。