2007年09月25日

現代ギリシア短編小説選集

『現代ギリシア短編小説選集』関本至
渓水社  1980年刊。品切れ

内容:
エーゲ海物語・サロニコスのひととき イリーアス・ヴェネージス著.
貧窮の果て ヤーニス・ヴラホヤーニス著.
老人 ストラーティス・ミリヴィーリス著.
第四の男 イェオールイオス・アサーナス著. 血 ペトロス・ハーリス著.
肖像画 ヨアーニス・M.パナヨトープロス著.
一九二二年の記録 イェオールイオス・セオトカース著.
生きるってこんなことなの?・マケドニア リリーカ・ナーク著.
犠牲・なぎ アンイェロス・テルザーキス著.
一人ずつ深淵の中へ ニキフォーロス・ヴレターコス著.
バスの中の会話・外套をとりちがえたならず者 コスタス・G.ヴァレータス著.
肉 アンドーニス・サマラーキス著.
雨の水・マンダリのボタン・《キャバレー『猫』》のシャンデリア M.カラガーツィス著. 近代ギリシア文学について

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2007年09月23日

Anja Harteros

 昨日(9月22日)、NHKで、ザルツブルグ音楽祭2006年から歌劇『イドメネオ』を放送していました。
 それに、エレットラ役で出演していたソプラノ歌手は、アニヤ・ハルテロス さん。ギリシャ系ドイツ人だそうです。姓は、ギリシャ人の父のもの。
 Anja Harteros 。Harteros は、ΧΑΡΤΕΡΟΣ でしょうか。

 アニヤさんの録音のCD:
『Bella Voce』RCAレコード

IMG の紹介記事

『Bella Voce』on Amazon.jp

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2007年09月21日

ギリシャ旅行記

 『Το ταξίδι στην Ελλάδα』という題の本が、今年、ギリシャで出版されました。ギュスタブ・フローベールの著作です。ギリシャ語訳は、Σαλαμπώ(?) 。

 これは、フローベールの『東方旅行記』の中の一部。『Notes de voyages』。
フローベールは、1849年から1852年にかけて、エジプト、シリア、トルコ、ギリシャ、イタリア、と、写真家のマキシム・デュ・カン(Maxima du Camp )と共に旅行しています。その時のノートです。その中から、エジプトの部分は、別に一冊の本として出版されています。邦訳は、『フロベールのエジプト』(法政大学出版局 叢書・ウニベルシタス) 。
 邦訳の全集には、入れられているかも知れないと、図書館に問い合わせたのですが、ない様子です。筑摩の全集第八巻には、「エジプト紀行」の抄訳と、1830年から51年までの書簡があります。その中の、51年の、ルイ・ブイエ宛の書簡には、パトラスから、ギリシャ旅行の様子を書いたものがありました。また、デュ・カンの『文学的回想』も付録されています。

 その手紙から、幾つかの行を行を備忘。

ぼくはパルテノンに行って、芯から美しいと思った。
ぼくはトロフォニウウスの洞窟を見た。
メガラからコリントスに到る道は、無類の道だ。
エウロータース川の川縁には、夾竹桃とポプラがおい立っている。


 この旅行も含めた、近代フランスを論じた書籍:
『近代フランスの誘惑』小倉 孝誠
慶応義塾大学出版会



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2007年09月19日

「きょうの世界」でギリシャ選挙の特集

 9月18日のNHK-1、「きょうの世界』では、ギリシャの総選挙の結果を特集していました。山澤里奈記者が、アテネから中継で伝えていました。この夏の大規模な山火事の対応を非難されて、与党の新民主主義党が苦戦ということで、政権交代も予想されていたそうですが、結果は、与党が辛うじて過半数の議席を取ったということです。それは、野党の全ギリシャ社会主義運動が、政権にあった間にも、山火事への対策はしていなかったと、有権者に批判されたためだったとか。
 それにしても、全国土での火災からの復興は、ギリシャ経済へ大きな負担となるだろうと。
 それよりも、私が気がかりに思えたのは、激しいインフレとの報告です。2002年のユーロ導入後、経済成長も著しいとのことですが、インフレも激しいそうです。現在の物価は、2002年当時の3倍になっているとか。市民は、経済苦に悩まされているそうです。


与党、新民主主義党 webページ:
ΝΕΑ ΔΗΜΟΚΡΑΤΙΑ


最大野党、全ギリシャ社会主義運動 webページ:
ΠΑ.ΣΟ.Κ.


ギリシャ政府のwebページは、首相のブログ(?)になってます。
prime minister.gr
各省庁のリンク先:
Η ΚΥΒΕΡΝΗΣΗ

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2007年09月14日

Άρωμα πάγου

 先日、Books in Greek に注文したハーンの本がプリントアウトでキャンセルになりましたので、他の本をと見てみましたら、『Άρωμα πάγου』と言う本がありました。著者は、英文字で、Ogawa, Yoko と。
 小川洋子氏の『凍り付いた香り』のようです。今年、2007年の出版。

他には、
『Ο ΠΑΡΑΜΕΣΟΣ』(『薬指の標本』?)
『ΞΕΝΟΔΟΧΕΙΟ ΙΡΙΣ』(『ホテル・アイリス』)
『Η ΠΙΣΙΝΑ ΤΩΝ ΚΑΤΑΔΥΣΕΩΝ』(『ダイヴィング・プール』)
が翻訳されているようです。


on greekbooks.gr
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2007年09月13日

Εντυπωσιακό το νέο iPod της Apple

 アップル社は、iPodを新しくして、touch と言う商品を作りました。7日付のカセメリニweb版にも記事がありましたので読んでみました。

Εντυπωσιακό το νέο iPod της Apple

Η APPLE INC. αποκάλυψε τις νέες εκδόσεις του φορητού mp3 player, iPod, ενώ προσβλέπει σε τόνωση της ζήτησης του προϊόντος καθώς ο ανταγωνισμός στην αγορά αυξάνεται και η Apple αισθάνεται την απειλή άλλων εταιρειών στον συγκεκριμένο τομέα.



「  アップルの注目の新しいiPod
 アップル社は、携帯mp3プレイヤー、iPodの最新版を発表しました。アップル社は、市場の競合社が増えて、この分野での他社の脅威を感じているので、製品の需要の強化を望んでいるのです」



「Εντυπωσιακό το νέο iPod της Apple」では、形容詞 Εντυπωσιακό (印象的な) が冠詞の前に置かれています。
「εκδόσεις」は、「έκδοση」(女性名詞)の複数・対格です。アクセント位置が移ります。
「φορητός」は、「携帯の」と言う形容詞。
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2007年09月11日

星の王子様 大六章

 「100語で『星の王子様』を」に掲載されているのは、第六章の初めです。この章は、加藤恭子さんも最も美しい章と言っています。
 ギリシャ語は、古典語と現代語の朗読が掲載されています。現代語の方は、読み方がやや速いように、私には思えました。日本語訳でも、いろいろあるように、この文と、私の持っている ΜΕΛΙΝΑ ΚΑΡΑΚΩΣΤΑ さんの文は違います。
 並べて見ます。上が「100語で」のもの、下がΚΑΡΑΚΩΣΤΑ さんのもの。


Αχ, μικρέ μου πρίγκιπα κατάλαβα έτσι, σιγά-σιγά τη μελανχολική ζωούλα σου. Η ομορφιά που έχει το ηλιοβασίλεμα ήταν, για πολύ καιρό, η μόνη σου διασκέδαση. Έμαθα αυτή την καινούργια λεπτομέρεια το τρωί της τέταρτης μέρας, όταν μου είπες: Μ' αρέσουν πολύ τα ηλιοβασιλέματα.


Αχ! μικρέ πρίγκιπα, σιγά σιγά κατάλαβα τη μικρή μελαγχολική σου ζωή. Για ένα μεγάλο διάστημα, η μόνη σου διασκέδαση ήταν τα γλυκά ηλιοβασιλέματα. Έμαθα την καινούρια αυτή λεπτομέρεια, το πρωί της τέταρτης μέρας, όταν μου είπες: Μ' αρέσουν τα ηλιοβασιλέματα.


 私の、ΚΑΡΑΚΩΣΤΑ さんの文からの訳は、

ああ、子供の王子様、聞いて、
だんだんとわかって来たんだ、王子様の
愁心の短い日々をね。
長いあいだ、
王子様の気晴らしは ただ
優しい日の入りだけだったんだね。
四日目の朝、
僕に言いましたね、
日の入りが好きなんだ、見にいこうよ、て。
その時、
僕には、王子様の生活の知らなかった
一端がわかったんだ。



 さて、日没ですけれど、ΚΑΡΑΚΩΣΤΑ さんのほうは、複数になっています。これは、現代の慣用なのでしょう。
 フランス語では、分かりませんけれど、ギリシャ語だと、この「日没」と言う語は、意味深く感じます。
 「ηλιο (太陽)」が無くて、「βασίλεμα」だけでも、日没の意味なのですが、「王 (βασιλιάς)」と言う語と似ています。そして、動詞「βασιλεύω」は、「王位に就く」と言う意味と「日が沈む」の意味があります。
 「λεπτομέρεια」と言う女性名詞、「詳細」の意味ですけれど、「λεπτο (分)」と「μερια (部分)」ですので、1日の時間を分けたある短い部分、のような意味ではないかと。


 ΚΑΡΑΚΩΣΤΑ さんの文を読んでみました。とても下手なので、ギリシャ語には聞こえないのですが…
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2007年09月10日

100の言語で『星の王子様』

 『星の王子様』の16章の初めを、現代ギリシャ語で読んでみましたけれど、webに100の言語で『星の王子様』を、と言うのと、160の言語でと言うのがありました。備忘しておきます。

100の言語で『星の王子様』

160の言語で『星の王子様』

100の方は、一節を読み上げる音声ファイルがあります。
160の方は、各国で出版された本の写真の画像があります。


追記:
「フランス語で 星の王子様」との検索がありましたので、備忘します。
フランス語全文がweb にもあったのですが、繋がらなくなっている様子。 フランス語と、スペイン語のものがあります。
MICROTOP


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2007年09月08日

ΜΑΚΡΙΝΙΤΣΑ

  BS-iの番組、『世界の窓』の9月7日放送分は、「マクリニッチャ「神々の眺め」」でした。
 テッサリア地方の、マグネシア県(Μαγνησίας)にある、ピリオ山(Πήλιο)の近くの町です。革の交易で冨を蓄えた人びとが作った町だそうです。その古い伝統的な家並が好まれ、今は有数の保養地になっていると。撮影されていたのは、貿易会社を経営するスタヴロス・コンスタンティンディスさんの別荘。18世紀に建てられたものだそうです。当時は、海賊が横行していたときで、防備のため、壁が1メートルの厚さに造られ、最上階には見張り部屋が飛び出しています。いまは、その見張り部屋は展望室になっていると。そこからの眺めが撮影されていました。ピリオ山の山腹にある窓からは、ボロス湾(Βόλος)まで見下ろされて絶景でした。

Μακρινίτσα
ΜΑΚΡΙΝΙΤΣΑ のwebページ:
http://users.otenet.gr/~makrin/
(~ は、半角英数チルドバーです)


 コンスタンティンディスさんは、静けさや水の音、そしてこの眺めに癒されるのです、と言われてました。
 ギリシャ語が聞き取れないのですが、「ηρεμώ」を使ってたのか知ら。



 追記:
『世界の窓』を見終えた後、webで検索したのですけれど、ついでなので、real one player で、ERT sat を見ました。現地時間五時過ぎだったのですけど、『ΜΑΜΑ ΚΑΙ ΓΙΟΣ (お母ちゃんと息子)』というコメディードラマをやっていました。
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2007年09月07日

Ο απολογισμός του πύρινου εφιάλτη

 7日付のweb版カセメリニに、先日の大火災の被災ごの様子を撮影したものが、掲載されていました。各地の様子が、スライドショー形式になっています。
http://www.kathimerini.gr/4Dcgi/4Dcgi/local_id02n1286864fqm

 Ο απολογισμός του πύρινου εφιάλτη
(先日の悪夢の総括)

 掲載は短期間で、webからは削除されると思いますけれど。

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15の半分は幾つですか?

εφτάμισι の「μισι」は形容詞ですね。数詞の一部でしょうか。
ですので、7.5 と、小数点を示しています。
 7の半分と、表現したい時には、実詞(中性名詞)「μισό」を使うのでした。
Ποιο είναι το μισό του δεκαπέντε ;
Επτά-μισι είναι.


「15の半分は幾つですか?」
「7.5です。」
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2007年09月06日

星の王子様16章から

 フランスの文学者は、『パンタグリュエル』のラブレー以来、数字を並べるのが好きなのでしょうか。サン=テクジュペリの『星の王子様』の16章を読んでみます。この章を、加藤恭子さんは、美しいと言っておられます。加藤さんが言われる美しい部分は、後半の様ですが、最初の数字が並ぶところも面白いので。と言っても、フランス語でなく現代ギリシャ語で読むのですけど。ε の音のが間隔を取って何度も繰返されて愉快です。訳者が上手いのでしょうか。


 Ο έβδομος λοιπόν πλανήτης ήταν η Γη.
Η Γη δεν είναι κανένας τυχαίος πλανήτης. Υπολογίζουν πως έχει εκατόν έντεκα βασιλιάδες (μαζί φυσικά με τους βαβιλιάδες των νέγρων),
εφτά χιλιάδες γεωγράφους,
εννιακόσεις χιλιάδες επιχειρηματίες,
εφτάμισι εκατομμύρια μεθύστακες,
τριακόσια έντεκα εκατομμύρια ματαιόδοξους,
δηλαδή περίπου δύο δισεκατομμύρια μεγάλους.





 七番目の惑星は地球でした。
地球はありふれたような惑星ではありません。
百十一人の王様、当然黒人の王も一緒、
七千人の地理学者、
九十万人の実業家、
七百五十万人の酔っぱらい、
三億一千一百万人の自惚れ屋、
詰まるところ、
おおよそ二十億人の大人を
数え上げられます。




εφτάμισι は、7.5百万だと思います。7の半分の3.5百万ではないと。

並べられている、王様、地理学者、実業家、酔っぱらい、自惚れ屋、大人、は対格です。王様、地理学者、実業家は実詞。自惚れと大人は形容詞。
それぞれ原型は、
βασιλιάς
γεωγράφος
επιχειρηματίας
μεθύστακας
ματαιόδοξος
μεγάλος

η Γη έχει(地球は持っている) の、目的語です。


Υπολογίζουν は、複数形になっています。人びとが、〜と見なしている、というような意味でしょうか。
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2007年09月05日

石けん 肥p savon sapone

「ギリシャ語で石鹸」で検索がありました。


σαπούνι 中性名詞

σαπουνάσα  女性名詞:石鹸水
σαπουνόφουσκα  女性名詞:シャボン玉


σαπουνίζω  動詞:石鹸で洗う

Dictionary .com で各国語一覧が見れます
こちら



 ハングルは表示出来ない? 
비 누
色々試してみました。

文字コード& # 48708 ;& # 45572 ; から、; を抜いてみました。
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火を運ぶ狐

 このところのギリシャでの大規模な山火事で、イソップ寓話の一話を思い出しました。中務『イソップ寓話集』には、バブリオス起源の寓話として、「火を運ぶ狐」の題で収められています。
 果樹園を荒らす狐を懲らしめようとした男が、尻尾に苧殻を結びつけ火をつけて放します。見ていた神様が、火を運ぶ狐を虐待した当人の畑へと導き、そこを燃え尽くさしてしまいます。豊作だった畑の悲惨な様を見て男は泣く、という話です。

 (わたしが持っている絵本)118 Μύθοι にも収められていますが、「人間と狐」の題です。説明や描写も加えられているので、筋だけを抜いて読んでみます。



Ο άνθρωπος και η αλεπού


Οι άνθρωποι του χωριού εχθρεύονται τα ζώα εκείνα που τους κάνουν ζημειές στα κοτέτσια και στα χωράφια τους.
Ένας γεωργός ζητούσε να τσακώσει μια αλεπού. Έδεσε ένα λαδωμένο στουπί στην ουρά της, του έβαλε φωτιά και την άφησε.
Το ζώο άρχισε να τρέχι στα χωράφια.
Η τύχη το 'φερε να φτάσει η αλεπού στο χωράφι του γεωργού που της είχε βάλει τη φωτιά.
Και επειδή τα σπαρτά ήταν ξερά.




人間と狐

 田舎の人びとは、彼らの畑や鳥小屋に被害を与える獣を憎んでいます。
 ある農夫が、何とか一頭の狐を何とか捕まえようとしました。そして、油のしみこんだボロを尾に結びつけて、それに火をつけて放しました。
 獣は、畑々を走り回り始めました。
 運命は、狐を、この農夫の畑に連れてゆきました。狐に火をつけた農夫の畑へです。
 そのため、収穫は、駄目でした。



 今回の大火災も、人間が何かの作為を自然に施そうとして、反対に、自らに害をもたらしてしまった、というお話しになるのでしょうか。




  Η τύχη το 'φερε να φτάσει η αλεπού στο χωράφι του γεωργού που της είχε βάλει τη φωτιά.
 のところ、φέρω は、「連れていく」の意味もありますけれど、目的語が、「το」です。 これは、中性代名詞・弱形です。狐を連れていくのならば、女性代名詞の筈ですから、これは、να-の節を示しているのでしょう。ですので、狐が農夫の畑に到着した、ということを引き起こしたという意味だと思います。
 που της είχε βάλει τη φωτιά.
の της は狐を指す代名詞の弱形です。彼女に火をつけた農夫の畑に狐が着いた、と言う文です。

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2007年09月04日

Τα μάτια και την γλώσσα και τα αυτία και τον νου

 柳沼編『ギリシア・ローマ名言集』には、テオグニスの一行があります。
「賢明な人の目と舌と耳と心は、胸底深くにある。」です。テオグニス1163、と出典が記されています。テオグニスは、紀元前570〜480年に生きた詩人とのことです。エレゲイアという詩形の詩人。
 ギリシャ語表記は、θέογνις 。
 国会図書館をweb書名検索すると、1963年出版の河盛好蔵 編『世界人生論全集』があるだけでしたけれど。

 さて、『名言集』には、古典語が掲載されています。目も耳も心も、現代語とは違うのですね。舌は、同じ様です。胸も少し違いますけれど、分かります。
 けれども、「ある」という動詞の見当がつきません。「φύεται」が動詞なのでしょうけれど、現代語の辞書を引くと「φυλάω (見張る、貯蔵する)」と言う語があります。これでしょうか。

 古典語は、
「ὀφθαλμοί και γλὧσσα και οὒατα και νόος ἀνδρων ἐν μέσσωι στηθέων ἐν συνετοἷς φύεται.」です。


 これを現代語で作文してみます。
目は、μάτια (複数)
耳は、αυτία (複数)
心は、νους
胸は、στήθος
賢明なは、συνετός


Τα μάτια και την γλώσσα και τα αυτία και τον νου φυλάει μέσα στο στήθος ο συνετός άνθρωπος.
 深く、という副詞が入れられなかったですけど、、、


 詩の中の一行なのでしょうか。この一行だけでは、意味を理解するのは危ういかもしれませんけれど。現代の私たちの観点からは、注意深く見、聞き、深く考え発言するのが賢明だ、というように思えます。
 でも、目、舌、耳、心、と並んで、それも並列です。感覚の器官を列挙している様にも思えます。心も、感覚の器官の一つなのでしょうか、それならば、触覚のことでしょうか。
 感覚の器官、鼻がないのは何故でしょう。嗅覚は、智とは関わらない、というのでしょうか。
 視覚、味覚、聴覚、触覚、を統合するのが叡智である、という意味かも知れません。
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2007年09月03日

"Πνίγηκε" η Κασσάνδρα

 NHKのお昼のニュースで、南部のペロポネソス半島を中心に山火事が大規模に起こっていたギリシャで、今度は、北部のハルキディキ半島で洪水、と報道していました。

 ERT on Line を見ると、「"Πνίγηκε" η Κασσάνδρα」の見出しで記事がありました。写真は、半裸の男性が流される自動車から逃れるところを撮影したものの様です。
「カサンドラ(半島)は溺れる。」

 カセメリニには、まだ記事が見えないようなので、お天気の欄を見てみました。アテネの気温は、最低22度、最高30度で曇り。まだ冬の雨の季節ではないと思うのですけど。けれども、テッサリア地方の中心都市 ラリッサは、雨で、最高気温が10度と出ています。(誤りかも) ハルキディキ半島に近いセサロニキは、最低20度、最高28度で、曇り。

テッサリア地方の予報は、
「αρχικά νεφώσεις με σποραδικές βροχές και πιθανώς καταιγίδες. Βελτίωση αργότερα. 」
「初め疎らな雨を伴い曇り、その後、嵐の見込み。後には穏やかになるでしょう。」


 また、ERT SAT を見ると、火事罹災者への援助を呼びかける番組をやってました。
ενίσχυση 女性名詞:支援

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わたし

Εγώ έχω
ένα λαιμό και
ένα κεφάλι και
μία στόμα.
Και
δύο αυτία,
δύο μάτια.
Και
τρεις ρυτίδες.
Και
τέσερα μέλη.
Και
πέντε αίσθνσες ·
το μάτι έχει την όραση,
το αυτί έχει την ακοή,
η μύτη έχει την όσφρηση,
η γλώσσα έχει την γεύση,
η πλάμη έχει την αφή.
Και
είκοσι δάχτυλα μου λογαριάζουν,
το μυαλό μου ονειρεύεται την αχίλλειη φτέρνα.







続きを読む
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2007年09月02日

バルセロナ−カンタブリア

 NHK FMの番組、「北中正和のワールドミュージックタイム(9月2日)」で、クリスティ・スタシノプールさんの『タキシードスコピオ』から「バルセロナ−カンタブリア」が放送の予定。「世界の歌姫 アジア・ヨーロッパ編」という特集で。
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2007年09月01日

Χάλκινο μετάλλιο η Δεβετζή

 昨夕(8月31日)、夕食時に、眺めていたテレビジョンのチャンネルを変えていると、世界陸上選手権を放送していて、ちょうど、ギリシャの選手が演技しているところでした。女子三段跳びのハリソピギー・デベツィー選手です。
 今日の、ERT on Line に、記事がありました。


Χάλκινο μετάλλιο η Δεβετζή

Πιστή στο ραντεβού της με το βάθρο των νικητών στην Οζάκα ήταν η Χρυσοπηγή Δεβετζή. Η Ελληνίδα πρωταθλήτρια ανέβηκε στο τρίτο σκαλί παίρνοντας το χάλκινο μετάλλιο καθώς στον τελικό του τριπλούν γυναικών, με άλμα στα 15,04 μέτρα στην πρώτη προσπάθειά της, πήρε την τρίτη θέση.


デベツィー、銅メダル

ハリソピギー・デベツィーは、大阪で勝利の席に邂逅することが信じられていました。ギリシャのチャンピオンは、女子三段跳びの決勝に於いて、第一回目の15,04メートルの飛躍で三位を取り、銅メダルを獲得して、第三段に上がりました。


冒頭の文が分かり難いです。「Πιστή」は、形容詞の「忠実な、正確な」なのでしょうけれど。なんとなく、上の様に訳を当てました。

選手の名前は、クリソピギ・デベツィ と表記されています。Χ(ヒ)なので、英文字にすると、CHR・・になるのでしょうから。
追記;
web検索をすると、名前の英文字表記は、「Hrysopiyi Devetzi」のようです。なので、ハリソピギー か、ヒリソピギー なのか知ら、、、


15,04メートルは、「δεκαπέντε δεκαδικά μηδέν τέσσερα 」でいいのでしょうか。

posted by kyotakaba at 13:17| Comment(0) | 新聞記事を読んでみる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする