2009年05月31日

アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ

『アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ』
ジョー・マーチャント  Jo Marchant
木村博江・訳
文芸春秋社  2009年5月刊
『Decoding the Heavens』

文芸春秋社

Decoding The Heavens | Jo Marchant | Home



『古代ギリシア 地中海への展開』
周藤 芳幸
京都大学学術出版会  2006年10月刊

京都大学学術出版会



『ビザンツ 文明の継承と変容』
井上浩一
京都大学学術出版会  2009年6月刊

京都大学学術出版会



アンティキテラ古代ギリシアのコンピュータ

アンティキテラ古代ギリシアのコンピュータ

  • 作者: ジョー・マーチャント
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/05/14
  • メディア: 単行本




posted by kyotakaba at 10:05| Comment(2) | ギリシャ関連書籍など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Eudora Welty

 以前、カンヌ映画祭で上映された映画『Agora』についてメモしました。
http://aimotokiyotakaba.seesaa.net/article/119795805.html
http://aimotokiyotakaba.seesaa.net/article/119854747.html
 映画は、ヒュパティアを扱ったものでした。
 ところで、私は、Mac を使っています。Mac用のメール・アプリケーションソフトに「ユードラ」と言うものがあります。
 今朝、インターネットで検索していて、ユードラに関する記事を見て、すぐに、ヒュパティアを連想してしまいました。 
 アプリケーションのユードラは、アメリカ南部の小説家、Eudora Welty の名前から採られたと言うことでした。
 ユードラも、ギリシャ神話の妖精なのだと思いますけれど。



Collected Stories of Eudora Welty

Collected Stories of Eudora Welty

  • 作者: Eudora Welty
  • 出版社/メーカー: Mariner Books
  • 発売日: 1982/01
  • メディア: ペーパーバック






追記訂正:
記事を投稿した後、天気なので外に出て、家の周りを歩いていて、
ユードラとヒュパティアを混同していたことに気が付きました。
eu しか同じでないのに。
なので、ヒュパティアのことをユードラと書いている部分を訂正しました。
それでも、全文書き換えないと、意味が通らないので、
やはり、書きかえました。
posted by kyotakaba at 09:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月29日

MY LIFE IN RUINS

 ギリシャに関係する映画、ギリシャ映画やギリシャが舞台になった映画。これまでは、「ギリシャ関連書籍など」のカテゴリに入れていましたけれど、別にすることにします。

 5月29日付け カセメリニweb版に、ハリウッド映画『my Life in Ruins』の記事が載っていました。(きびしい評ですが)

http://trans.kathimerini.gr/4dcgi/_w_articles_qsite1_1_28/05/2009_281723

 ともかく、やっと公開のようです。

IMDb:
http://www.imdb.com/title/tt0865559/

Apple Movie Trailers:
http://www.apple.com/trailers/fox_searchlight/mylifeinruins/

Fox Searchlight:
http://www.foxsearchlight.com/mylifeinruins/







日曜はダメよ [DVD]

日曜はダメよ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD



posted by kyotakaba at 10:20| Comment(0) | ギリシャ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月27日

Γιώργος Λάνθιμος

 カンヌ映画祭で、ある視点賞を受賞した、Γιώργος Λάνθιμος 監督。今回の受賞作『Κυνόδοντας』については、webで検索しても見つけられないのですが、2005年のセサロニキ映画祭に出品した『Κινέττα』は、セサロニキ映画祭のwebページにありました。


46th Thessaloniki International Film Festival


 トレイラー:
mac:
http://www.filmfestival.gr/2005/photos/KINETTA.mov

pc:
http://www.filmfestival.gr/2005/photos/KINETTA.wmv

 短いトレーラーからは、静謐な画面が暴力性を際立たせているようにも見えます。

追記:
 cinema.gr を見ると、ちゃんと、『Κυνόδοντας』のトレーラーもありました。
やはり、暴力的な雰囲気です。北野武作品と共通の要素があるのかもしれません。


at cinema.gr

ピクチャ 1.gif
posted by kyotakaba at 17:52| Comment(0) | ギリシャ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エティオピア物語 第一巻2-9

   Έτσι είναι ο γνήσιος πόθος και ο ειλικρινής έρωτας : όσα έρχονται απέξω, και τα οδυνηρά και τα ευχάριστα, όλα τα παραμερίζει και σε αναγκάζει να βλέπεις μόνο το αγαπνμένο πρόσωπο και μόνο αυτό να νοιάζεσαι.




 それは真正の熱情だった。誠実な愛だった。外から来るのは何もかも、それが悲しみであっても喜びであっても、その熱愛の情が押し遣ってしまった。そして、その感情は、彼女に、恋人の顔を見ることだけ、世話をすることだけを許した。


「τα παραμερίζει και σε αναγκάζει 」、
この動詞「παραμερίζει」と「αναγκάζει」は、三人称単数のエネストータス時制(現在)ですが、それは、この感情は常にこういうものだと説明しているので、この物語の場面での様子を描写しているのではないからです。
 主格となる実詞が「ο πόθος」「ο έρωτας」と、二つあるように見えますが、これは、ひとつの感情を違った表現で表したものなので、実際には、ウーシア(実詞)はひとつです。


「αναγκάζει」、αναγκάζω は、「無理に〜させる」と言う意味なのですが、ここでは、少女の意思に反して恋人の顔を見たり世話をしたりさせているのではないので、〜だけを許した、と言う表現にしてみました。
posted by kyotakaba at 10:05| Comment(1) | よみかた:『エティオピア物語』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Βραβείο στον «Κυνόδοντα»

 カセメリニweb版、5月26日付け。

Βραβείο στον «Κυνόδοντα»
『キノドンダ』に賞。
(カンヌ映画祭 ある視点)

Κυνόδοντα は辞書だと、「ちぇっ」と言うような意味のようですが?

http://news.kathimerini.gr/4dcgi/_w_articles_civ_1_26/05/2009_316117

Γιώργος Λάνθιμος 監督作品。

http://www.imdb.com/title/tt1379182/


26-05-09_316117_1.gif



追記、訂正;
Κυνόδοντα 、これ単独ではなくて、"κυνόδοντας" άλογου で tush と辞書にあったので、そうなのかなと思いましたけれど、
Wilipedia のΒικιλεξικό で調べると、
http://el.wiktionary.org/wiki/κυνόδοντας
「(ανατομία) το τρίτο από τη μέση δόντι στην ανθρώπινη οδοντοστοιχία, αυτό που βρίσκεται μεταξύ των τομέων στο κέντρο του στόματος και των προγομφίων· είναι μεγαλύτερο σε ύψος από τα άλλα δόντια και αιχμηρό στην άκρη του」とあって、
犬歯のことだな、と改めて、分かりました。
IMDb にも、映画のタイトルが『Dogtooth』とありますから。


posted by kyotakaba at 00:45| Comment(0) | 新聞記事を読んでみる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月26日

Prospero's Cell

 lesvosolive さんがブログで紹介されていた本、ロレンス・ダレルの『予兆の島』を図書館に頼んでいたのですが、それが来ました。
 ロレンス・ダレルLawrence Durrell には、他に、三冊の、ギリシャ紀行があるようです。
ギリシャの本 2 - ギリシャへ そして ギリシャから 


『予兆の島』"Prospero's Cell" はその第一作。1945年。
二作目は、『海のヴィーナスの思い出』。"Reflections on a Marine Venus"1953年。
三作めは、『にがいレモン』。"Bitter Lemons of Cyprus"1957年。
四作目は、"The Greek Islands" 。1978年。

翻訳は、
『予兆の島』は、渡辺洋美訳で、工作社から1981年の出版。
『海のヴィーナスの思い出』は、土井亨訳で、新評論社から、1999年の出版。
『にがいレモン』は、幾野宏訳で、筑摩書房から、1981年の出版。
どれも、品切れで、増刷はないようです。

"Prospero's Cell"は、ペーパーバックが、08年にAxios Pr から。
"Reflections on a Marine Venus" は、ペーパーバックが、09年の5月に、やはり、Axios Pr から。
"Bitter Lemons of Cyprus" は、01年に、Faber and Faber から。
"The Greek Islands" は、ペーパーバックが、02年に、Faber and Faber から。



"Prospero's Cell" on Amazon.jp


"Reflections on a Marine Venus" on Amazon.jp


"Bitter Lemons of Cyprus" on Amazon.jp

"The Greek Islands" on Amazon.jp


Prospero's Cell: A Guide to the Landscape and Manners of the Island of Corfu

Prospero's Cell: A Guide to the Landscape and Manners of the Island of Corfu

  • 作者: Lawrence Durrell
  • 出版社/メーカー: Axios Pr
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: ペーパーバック






ギリシャ 愛と詩の島

ギリシャ 愛と詩の島

  • 作者: 川政 祥子
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本




posted by kyotakaba at 16:45| Comment(0) | ギリシャ関連書籍など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エティオピア物語 第一巻2-8

   Ο ήχος των βημάτων κα η σκιά τους που έπεφτε μπροστά της έκαμαν την κόρη να σηκώσει το κεφάλι. Τούς είδε κι ευθύς έσκυψε και πάλι στον καλό της · το ασυνήθιστο χρώμα του δέρματός τους, η ληστρική θωριά που τους έδιναν τα όπλα τους, καθόλου δεν την τρόμαξαν : ήταν δοσμένη ολόψυχα στην περιποίηση του νέου που κειτόταν καταγής.



 山賊たちの足音と少女の前に掛かった彼らの影が、少女に頭を上げさせた。少女は彼らを見て、直ぐに、また、恋人の上に屈みこんだ。山賊たちの見たことの無い肌の色と、武器がそう見せている盗賊の様相は、少女を少しも怯えさせなかった。少女は、地面に横たわっている若者の看護に没頭していた。


「Τούς είδε κι ευθύς έσκυψε και πάλι」、
ευθύς は、形容詞「真直ぐな」ではなくて、副詞「直ぐに」。



「καθόλου δεν την τρόμαξαν」、
την は、単数女性の代名詞の対格・弱形。κόρη。
τρόμαξαν 動詞(こわがらせる)のアオリスト複数三人称。
この動詞の主格は、山賊たちにも思えますが、「το χρώμα」と「η θωριά」と言う実詞の主格があるので、これがτρόμαξαν の主格。
「色と形は、少女を怖がらせなかった。」と言う文。
その前の文が、「Ο ήχος」「η σκιά」が少女に顔を上げさせた。と、あります。
「音と影が少女に顔を上げさせた。」
対のようになっているのだと思います。


「ήταν δοσμένη ολόψυχα 」、
δοσμένη は動詞「δίνω」のパラキメノス・メトヒー。(完了分詞)
δίνω+観念的な語の対格で、〜をするの意味になるので、
分詞になって、「〜をしている最中」の様な意味になっているのだと思います。
それに、「ολόψυχα」(心中から)と言う副詞が添えられているので、
「没頭していた」と読みました。
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2009年05月25日

MEGA TV

 インターネットで見るギリシャのメディア。以前は、アテネ工科大学が、リアルワンプレイヤーで、ERT sat.を放送していたので、見ることができたのですが、今はしていません。
 その後、さらさ さんに、インターネット・ラジオ・テレビのリンク集を教えて頂いたのが、分からなくなりました。(ブログのサイドバーに入れておけばよかった)
 最近では、YouTube もあるし、それと、新聞のTo Bima は、ニュースビデオもあるので、それを見ていました。ビーマのニュースビデオは、ビーマが制作しているのだと思っていましたが、mega というマークに、やっと気が付きました。テレビ局でした。
 それで、メガ のホームページを見ると、ビデオがありました。

http://www.megatv.com/
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『ハーンと八雲』

 『ハーンと八雲』宇野邦一
角川春樹事務所  2009年3月刊


角川春樹事務所

on Amazon.jp


 宇野邦一さんは、松江市出身の仏文学者、現代思想家。

 
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2009年05月24日

Δε Θα Δακρύσω Πια Για Σένα

 Πυξ Λαξ の「Δε Θα Δακρύσω Πια Για Σένα」のビデオクリップ。
1994年に発表されたアルバム『 Για τους πρίγκιπες της Δυτικής Όχθης 』に収録の歌。

 これも、アテネ市のどこかだと思うのですが。高い丘の上の壊れたような家の屋根の上。
子供たちは、ロマの子供たちなのか、アルメニアかどこかの難民の子供たちでしょうか。




 私は、Pix Lax を知らずに、Fillipos Pliatsikasを知ったので、バンドの時は、ヴォーカルが別にいたのには驚きましたけれど。

 同じアルバムからの、katsimihas がヴォーカルに加わった「Ανόητες Αγάπες」のビデオ。
 夜のアテネのモノクロの景色に心が動かされます。





アルバム『 Για τους πρίγκιπες της Δυτικής Όχθης 』のジャケット。

album4.jpg

posted by kyotakaba at 09:03| Comment(0) | ギリシャ 歌謡・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エティオピア物語 第一巻2-7

   Άλλαξαν γνώμη τότε οί Αιγύπτοι κι έκαναν άλλες σκέψεις : « Πώς γίνεται», έλεγαν, « να είναι θεϊκά καμώματα αυτά : Πώς μιά θεότητα γίνεται να φιλάει με τόση περιπάθεια ένα πτώμα ; » Και δίνοντας ο ένας στον άλλον θάρρος, σκέφτονταν να πάνε κοντά για να μάθουν την αλήθεια. Μαζεύουν λοιπόν τα κουράγια τους, κατηφορίζουν τρέχοντας και βρίσκουν την κόρη σκυμμένη ακόμα πάνω από το πληγωμένο σώμα του νέου· στέκονται ασάλευτοι λίγο πιο πίσω και δεν τολμούν ούτε να πούν ούτε να κάμουν τίποτε.



 エジプト人たちは見方を変えた。別の考えをした。「大体」、彼らは話した。「これは、神憑りのことだろうか。遺体にあれほど情熱的に接吻する女神がいるだろうか。」 そして、一人が他の皆に勇気を見せて、、真実を調べるために近くへ行こうと立ち上がった。そして、勇士を募り、駈けって坂を下って行った。彼らは、まだ、若者の傷だらけの身体の上に屈みこんでいる少女を見た。少女の直ぐ後ろに、微動だにせずに立った。何か言うことも何かする勇気もなかった。
posted by kyotakaba at 08:22| Comment(0) | よみかた:『エティオピア物語』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月22日

Καφέ Κλεμέντε

books in Greek のwebショーウィンドウに並んでいて、
表紙がきれいだったので、

『Καφέ Κλεμέντε』
Περσεφόνη (Πέρσα) Κουμούτση

小説。アレクサンドリアが舞台なのかしら。

Πέρσα Κουμούτση は、エジプトのカイロ生まれの人。
カイロ大学で、英文学とアラビア文学を学んで、その後は、AUC で、翻訳も学んだと言うこと。
ギリシャ人?

http://www.books-in-greek.gr:80/booksingreek/product.asp?pf%5Fid=142473&pr%5Ftype=outer

書店ΕΛΕΥΘΕΡΟΥΔΑΚΗΣ にある、Πέρσα Κουμούτση の略歴。
http://www.books.gr/ViewAuthor.aspx?AuthorId=13301

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2255.jpg




それに、
『Οι 25 σπουδαιότεροι Έλληνες του 20ού αιώνα』
20世紀の重要な25人のギリシャ人

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マリア・カラスとカヴァフィスは分かります。


C. P. Cavafy: The Unfinished Poems

C. P. Cavafy: The Unfinished Poems

  • 作者: C.P. Cavafy
  • 出版社/メーカー: Knopf
  • 発売日: 2009/04/07
  • メディア: ハードカバー



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2009年05月21日

エティオピア物語 第一巻2-6

   Μα περισσότερο απ' όσα έβλεπαν τους τρόμαζε η άγνοια για όσα γίνονταν· άλλοι απ' αυτούς νόμιζαν πώς είναι κάποια θεά, η Άρτεμη ή η εντόπια Ίσις, άλλοι την περνούσαν για ιέρεια που είχε καταληφθεί από θεϊκή μανία και είχε διαπράξει όλο εκείνο το φονικό. Αυτά έβαζαν εκείνοι με το νού τους, αλλά δεν γνώριζαν ακόμα την αλήθεια. Και η κόρη χύθηκε ξαφνικά πάνω στο κορμί του νέου, τον έσφιγγε στην αγκαλιά της και τον καταφιλούσε, του σκούπιζε τα αίματα, στέναζε και δεν πίστευε πώς ήταν ζωντανός.



 けれども、少女を見た山賊たちのほとんどは、起こったことがほとんど何も解らなくて、それが彼らを恐れさせていた。彼らのうちの何人かは、少女を何かの神だと考えた、アルテミスであるか、あるいは、土地の神であるイシスか何かだと。ある者たちは、少女を、狂信に取り憑かれてこの全ての殺人を犯した巫女であると思い込んでいた。このようなことが、山賊たちの考えに思い浮かんだことだった、けれども、本当のことを知ることはなかった。その時、少女は、突然に、若者の身体に涙を落とした。若者を胸に抱きしめ、浴びせるように接吻をして、血を拭った。そして呻いた。若者が生きているとは、もう信じていないようだった。
posted by kyotakaba at 22:29| Comment(2) | よみかた:『エティオピア物語』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月20日

『ヒュパティア 古い相貌の新たなる論敵』

 webページ『ギリシャの箱』にある、チャールズ・キングズリーの小説『ヒュパティア 古い相貌の新たなる論敵』の翻訳。

http://homepage1.nifty.com/suzuri/hypatia.htm


google book search


5月19日投稿の「映画『Agora』」に関連して

映画『Agora』
posted by kyotakaba at 09:20| Comment(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

エティオピア物語 第一巻2-5

   Και με τα λόγια αυτά εκείνη μεν τινάχτηκε απο το βράχο, οί δε ληστές που στέκονταν στο λόφο, σαν να τους χτύπησε στη θέα της κεραυνός, έτρεξαν θαμπωμένοι και περίτρομοι να κρυφτούν άλλος κάτω απο άλλο θάμνο· πιο μεγάλη ακόμα και πιο θεϊκή φάνταζε τώρα που ήταν όρθια, καθώς τα βέλη βρόντησαν στην ξαφνική κινησή της, το χρυσούφαντο φόρεμά της άστραφτε στον ήλιο και τα μαλλιά της, λυτά κάτω απο το βακχικό στεφάνι, κατρακυλούσαν ως τη μέση της σχεδόν.




 その会話を終えると、少女は岩から跳ねるように立ち上がった。一方、丘の上に立っていた山賊たちは、まるで彼女を守護する女神から発した稲妻に撃たれでもしたかのように、目が眩み恐れおののいて、あちらからこちらへと、茂みの下へ隠れようと慌てふためいた。少女が真直ぐに立ち上がると、より大きくより神々しく見えた。立ち上がった時に、彼女の急な動きで、矢が響きを立てた。そして、太陽の光で、彼女の黄金を織込んだ衣と、彼女の髪、そして、バッカスの冠の下からほとんど腰の高さまで吊り落ちている鎖が、輝いた。




「σαν να τους χτύπησε στη θέα της κεραυνός」、
この節の主格は、κεραυνός (稲妻)。
対格は、τους (彼ら=山賊たち)で、
動作は、χτύπησε (撃つ)。
στη θέα της は、απο の様に読みました。



「άστραφτε στον ήλιο」、陽に輝く。
動詞は、三人称単数のパラタティコス時制です。
単数なので、その主格は、το χρυσούφαντο φόρεμά της だけのように見えますが、以下に続けて列挙される実詞、τα μαλλιά、λυτά も単数の扱いで、各自がάστραφτε の主格となっているように読みました。
posted by kyotakaba at 21:55| Comment(0) | よみかた:『エティオピア物語』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画『Agora』

 映画の話題です。5月19日付けカセメリニweb版の記事です。カンヌ映画祭に出品されたスペイン映画『Agora』が、ギリシャに関わっているものなので、記事にされているようです。

 Alejandro Amenábar 監督の作品。ヘレニズム期末期に生きた、女性哲学者で、プロティヌス学校の学長にまでなった女性、ユパティアを扱った映画です。彼女は、狂信的なキリスト教徒によって、身体を切り刻まれて殺されたと言うことです。

http://www.kathimerini.gr/4dcgi/_w_articles_kathremote_1_18/05/2009_280074


 見出し:
Ταινία για τη φιλόσοφο Υπατία προβλήθηκε στις Κάννες

 記事の最初の部分:
「Την Αλεξανδρινή φιλόσοφο της σχολής του Πλωτίνου (μαθηματικές και εμπειρικές σπουδές) Υπατία έκαναν γνωστή η Ρέητσελ Γουάιζ και ο Αλεχάνδρο Αμεναμπάρ στο κινηματογραφόφιλο κοινό την Κυριακή στο φεστιβάλ των Καννών.

Την Ελληνίδα λόγια (αστρονόμο/ μαθηματικό), που έζησε τον 4ο αιώνα μ.Χ και της οποίας ο θάνατος στα χέρια ενός χριστιανικού όχλου (διαμελίστηκε με όστρακα και στη συνέχεια κάηκε ζωντανή) θεωρείται από κάποιους πως σηματοδότησε το οριστικό τέλος της ελληνιστικής περιόδου (και του τρόπου σκέψης που αυτή πρέσβευε), ενσαρκώνει η βρετανίδα ηθοποιός Ρέητσελ Γουάιζ ( «Ο επίμονος κηπουρός», «The Fountain» ) στην ταινία «Αγορά» (Agora).」

 プロティノスの学校のアレクサンドリアの女性哲学者、ユパティアを、レイチェル・ヴァイズとアレクサンドロ・アメナバルが、日曜日に、カンヌ映画祭で一般公開しました。

 ギリシャの歴史では、ユパティアは、紀元四世紀に生きて、狂信的なキリスト教徒の暴徒の手で、殺された女性です。(まだ生きているうちに貝殻で切断されたと言う) 彼女は、ヘレニズム期の終わりを象徴する者だと、誰もが考えています。(ヘレニズムとは彼女が信じている考え方です。) 英国の俳優 レイチェル・ヴァイスが演じて見せています。


ενσαρκώνει は、「体現する」の意味です。


 映画『Agora』のホームページ:
http://agorathemovie.com/

IMDb:
http://www.imdb.com/title/tt1186830/


18-05-09_280074_21.jpg



 日本での公開を待っています。


トレーラー ( YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=-WSU-hh2j2g





制作プロダクション、MOD
http://www.modmedia.es/esp/index.html


追記:

05月20日
posted by kyotakaba at 09:29| Comment(0) | ギリシャ映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月18日

International Writers & Translators' Center of Rhodes

 AOL ダイアリーがなくなったので、参照していたブログ『ギリシャ留学記』も、もう閲覧することも出来なくなってしまいました。
 そのブログに紹介されていた、International Writers & Translators' Center of Rhodes。ブックマークを入れていたようにも思ったのですが、わからなくなってしまいました。ハードディスク交換した時に失われたのかもしれません。
 このブログのサイドバーのリンクにも入れていなかったようです。
 webアーカイブで、『ギリシャ留学記』を呼び出して、そのロドスの施設を確かめました。

International Writers & Translators' Center of Rhodes
URL:
http://www.literarycentre.gr/index.html

 私が使うことはないのでしょうけれど、、、
posted by kyotakaba at 22:48| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月16日

Τι τρέχει;

 今日、リフェラ元を見ると、「Τι τρέχει  読み方」という検索がありました。

 τρέχω は、一義には、「走る」という動詞です。「急ぐ」の意味でも使います。「人を使いにやる」の意味でも使います。「血が流れる」や「鼻水が出る」にも。

 「 Τι τρέχει; 」 は、「何が走っているのか?」ではありません。「何が起こっているのか?」「いったいぜんたいどうしたの?」の意味。 what's up? what's wrong?

 Τρέχει τίποτα; は、何か問題でも?
 Δεν τρέχει τίποτα. は、全然問題なし。

 Μην τρέχεις. は、まあまあ急かないで(せかないで)。


読み方、online dictionary で
トレヒィ






追記:
「Τι τρέχει 」をgoogle translate にかけると、「かっこいい」と訳すのですけれど、
何故でしょう?
英語にだと、「What up」なのですが、





現代ギリシア語辞典

現代ギリシア語辞典

  • 作者: 川原 拓雄
  • 出版社/メーカー: リーベル出版
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: −







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2009年05月15日

エティオピア物語 第一巻2-4

   Καθώς σιγά σιγά ξαναρχόνταν στη ζωή, στέναξε βαθιά και ψιθύρισε αδύναμα λέγνοντας «Γλυκιά μου, στ' αλήθεια έχιεις σωθεί η μήπως, θύμα του πολέμου κι εσύ, δεν στέργεις ούτε και νεκρή να αποσπαστείς απο μένα και η ψυχή σου σαν φάντασμα με ακολουθεί στη δυστυχία μου; » Και η κόρη «Απο σένα », είπε, «εξαρτάται η σωτηρία μου και ο χαμός μου· το βλέπεις αυτό; » και δείχνοντας ένα ξίφος πάνω στα γόνατά της, « ώς τώρα », είπε, « έμεινε αργό γιατί η αναπνοή σου το συγκρατούσε».


 次第に正気に戻ってくると、若者は、深い息を漏らすようになり、弱々しく小声で囁いて言葉をかけた。
「君、本当に、無事だったんだね、それとも、まさか、戦いの犠牲になったのではないのだね。「死んでいる」なんて言わないでお呉れ。それなら、君は僕から離れてしまう。今見えている君が、亡霊のような魂だなんて言わないでお呉れ。それなら、僕には災難が次々と続いていることになる。」
「貴方次第です。」少女は言う。「私が助かるか死んでしまうかは。これが見えますか。」と、自分の膝の上の剣を指さした。「今まで、そのままにしていました。貴方の息がこの剣にかかっていましたから。」



「έχιεις σωθεί 」、σώζω、そのままでいると言うような意味。


「δεν στέργεις 」、同意しないで。
私から君が離れてしまう死に同意しないで。
君が亡霊のような魂であるということに同意しないで。


「έμεινε αργό γιατί η αναπνοή σου το συγκρατούσε».」、
γιατί 以下の節の主格は、η αναπνοή σου (貴方の息)。
動詞は、συγκρατούσε (保持する)。
対格は、中性代名詞のτο 。これより以前にある中性名詞は ξίφος 。
なのですが、貴方の息が、剣を保つ、と言うのはどういうことかよくわかりません。
posted by kyotakaba at 17:08| Comment(0) | よみかた:『エティオピア物語』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ο Σάκης Ρουβάς

 今年のユーロビジョンのギリシャ代表は、Σάκης Ρουβάς (サキス・ルーヴァス)さんとのことだそうです。

ホームページ:
http://www.sakisrouvas.com/





AHORA's Web Site "EL ARRULLO"のカタログから
http://www.ahora-tyo.com/artist/artist.php?row=1&anm=SAKIS+ROUVAS

SAKIS ROUVAS
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2009年05月14日

La Piscine ダイヴィング・プール

リフェラ元に「ダイヴィング・プール 小川洋子 フランス語版」と言う検索があったので。

(ギリシャ語の学習とは関係ないのですが)


La Piscine - ダイヴィング・プール - Ogawa Yoko - 小川洋子

これは、『Shunkin.net, littérature japonaise』というwebサイトから。
http://www.shunkin.net/


OgawaYoko0.jpg
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アコーディオンのおじさん

 プラカでアコーディオンを弾くおじさんのビデオ。このおじさんには会いませんでした。



http://www.aegeaadventures.com/



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アテネ大学哲学棟

 5月13日のト・ビーマweb版の紙面。
 見覚えのある風景の写真がありました。アテネ大学の哲学棟です。政治のポスターで埋め尽くされています。
 http://www.tovima.gr/default.asp?pid=2&ct=32&artId=267754&dt=13/05/2009

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2009年05月13日

Χελιδονίσματα

 以前に、カテゴリー「お話から」で、読本『よい子たち』の中の「Η Άνοιξη 3」を読みました。そこに、子供の歌うツバメの歌がありました。
 私がアテネに住んでいた時にも、先生らしい女性に連れられた、幼稚園か一年生ぐらいの子供の一団が、手に手に、ツバメの玩具を持って、歩いているのに、道で行き会いました。その時にも、子供たちは、私に歌を歌ってくれたものです。
 それを、Χελιδονίσματα と言うようです。
 ブログ『アテネから愛をこめて』の記事で気が付きました。
http://kiyomulan.livedoor.biz/archives/51361560.html
 手に巻く紐のところだけ読んで、「ツバメ」の部分を読んでいませんでした。

 webを検索すると、紹介している記事がありました。
http://30dim-athin.att.sch.gr/ta_xelidonismata.htm

 また、flicr には、今年の様子の写真もありました。
http://www.flickr.com/photos/libver/sets/72157615749563465/

 歌もあるといいのですが、YouTube には、高校生の演奏が写真のスライドショーで。





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posted by kyotakaba at 22:13| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

eiko ishibashi

 今日、iTunesをブラウズすると、Eiko Ishibashi の『Drifting Devil』と言うアルバムがありました。iTunes store は、japan ではなくて、greece です。
 J-pop とありました。若い方はご存知なのかもしれませんが、私は、全く知りません。


iTunes

http://www.myspace.com/eikoishibashi

 ギリシャでは有名なのか知ら?
posted by kyotakaba at 15:05| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

列車旅行のビデオ

トラムのビデオをYouTube に投稿されていた、kosathel さん。
チャンネルでは、セサロニキにお住まいのようですが。
Λειανοκλάδι-Αθήνα への列車旅行のビデオも。
http://www.youtube.com/kosathel

パート1、
途中で、列車が徐行しますが、鉄橋を通過するためのようです。
観光のためなのかもしれません。
鉄橋の付近には、鉄道マニアと思われる人がいます。



パート2
2分頃、線路側の斜面の石垣(?)の元に、きれいな花が咲いています。




パート3
1分過ぎ頃、視界が開けて、見えて来るのはオリーブ畑でしょうか?



パート4


パート5


パート6






Λειανοκλάδι  (リャノクラディ)


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2009年05月12日

το πουλί

 「国際渡り鳥の日」と言うのがあるようです。「World Migratory Bird Day」
昨年には、ギリシャのセレスで大会があったのかもしれません。よく分かりません。各地で行われているものなのかもしれません。ホームページを見ても、よく分からないので。
http://www.worldmigratorybirdday.org/
 毎年五月にあると言うのは分かりました。

 YouTube に、昨年の5月に、ギリシャのセレスで行われたらしい「国際渡り鳥の日」に関連したビデオが投稿されていました。行事に関してはよく分からないのですが、ビデオ自体はきれいなので。セレスにある教会の塔に、毎年、コウノトリ(stork / Πελαργόμορφα)が巣をかけるのだそうです。
 けれども、コウノトリは見えないですね。数が減っているそうです。





Σέρρες
http://www.serres.gr/


大きな地図で見る



 ほかにも、レフカダの鳥のビデオがありました。
レフカダ島は、ラフカディオ・ハーンの所縁の地。

Λευκάδα
http://www.lefkada.gr/?langid=2






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2009年05月11日

地下鉄とトラム

先日の地下鉄の関連ビデオから、

アクロポリス駅、4分のビデオなので、駅の様子がよく分かります。
画像もきれいです。
投稿が2007年なので、撮影もその頃かと。





それからトラム、
こちらの画像はホームビデオのようで少し不鮮明ですけれど。
私は、トラムには乗ったことがありませんでした。






シンタグマ前のトラム。



イギリスのマニアの撮影。




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posted by kyotakaba at 10:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エティオピア物語 第一巻2-3

   Ό δε νέος φαινόταν μεν σοβαρά τραυματισμένος και σαν μόλις να συνερχόταν απο τον βαθύ ύπνο του παρ' ολίγον θανάτου του, αλλ' ακόμα κι έτσι άνθιζε η αρρενωπή ομορφιά του και το πορφυρό αίμα που κυλούσε ποτάμι σατ μάγουλά του έκανε να λάμπει ακόμα περισσότερο η λευκότητα του προσώπου του. Ό πόνος βάραινε τα βλεφαρά του, αλλά η όψη της κόρης τον έκανε να σηκώνει το βλέμμα σ' αυτήν και το μόνο που ανάγκαζε τα μάτια του να βλέπουν ήταν ότι έβλεπαν εκείνην.



 けれども、若者は深手を負っているように見えた。しかし、今し方、瀕死の状態の深い眠りから覚めたばかりのように見えた。そのような有り様であっても、若者は、男性的な美しさが溢れていた。両の頬に筋をなして流れるどす黒い血は、若者の顔をより白く輝かせるようだった。痛みは若者の瞼を重くしてはいたけれども、目に見える少女の姿は、彼に少女へと視線を上げさせていた。彼の瞳に何とか見ることが出来るのは、ただ、彼女だけだった。



「Ό δε νέος φαινόταν μεν 」、
δε は、動詞の否定のδεν ではなく、しかしの意味。μεν も。
ο μεν …ο δε… で、前者は〜、後者は〜の使い方もありますが、ここは違うように思いました。


παρ' ολίγον」、もう少しで、〜するところ


「πορφυρό」、πορφυρός 形容詞。紫色。血の色で、鮮血ではなく暗い色なので、どす黒いにしました。


「κυλούσε ποτάμι 」、ποτάμι は、副詞のようになっているのだと思います。
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2009年05月09日

エティオピア物語 第一巻2-2

   Φορούσε δάφνινο στεφάνι στο κεφάλι και είχε στον ώμο κρεμασμένη μιά φαρέτρα· το αριστερό της μπράτσο ακουπούσε στο τόξο, ενώ το χέρι της κρεμόταν χαλαρό. Με τον αγκώνα του άλλου χεριού ακουμπισμένο στον δεξιό μηρό της και με το πρόσωπο αφημένο στην παλάμη, ποτε έσκυβε να κοιτάξει έναν νέο που κειτόταν μπροστά της και ποτε σήμωνε το κεφάλι για να κοιτάξει ολόγυρα.




 頭には月桂冠の冠を被り、肩には矢筒をぶら下げていた。弓手は弓に触れてはいたけれど、手は虚空を掴んでいた。もう片方の腕は肘を右の腿に突き、掌に放心した顔を載せ、かがみ込んで、彼女の前に倒れている若者を見詰めていた。少女は頭を動かすこともなく、辺りを見回すことも全くなかった。



「χαλαρό」、形容詞χαλαρός の名詞化したもの。

「σήμωνε το κεφάλι για να κοιτάξει」、見るために頭を動かす。
動かさない+見ない、というふうに順序のある動作のように訳してみました。
posted by kyotakaba at 13:55| Comment(0) | よみかた:『エティオピア物語』 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ΑΤΤΙΚΟ ΜΕΤΡΟ

YouTube に、アテネの地下鉄のビデオがありましたので。一般の方が撮影したホームビデオのようです。

 このように誰もいない地下鉄に乗ったことはなかったですけれど。2番線
シグポロフィクシィΣΥΓΠΟΡΙΥ-ΦΙΞは、アクロポリの次の駅。




こちらは少し人がいます。ΔΑΦΝΗ。アクロポリの四つ次の駅。





メトロのホームページ:
http://www.ametro.gr/page/


路線地図:
http://www.ametro.gr/files/images/AM_Athens_map_gr_LG.jpg




エミレーツ航空で行くギリシャフリータイム7日間

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2009年05月07日

ΑΛΕΚΟΣ ΛΕΒΙΔΗΣ

 『ΗΛΙΟΔΩΡΟΣ ΑΙΘΙΟΠΙΚΑ』の表紙絵を描いたΑΛΕΚΟΣ ΛΕΒΙΔΗΣ さん。

ホームページ:
http://levidis.org/

Ο Παναγιώτης Δ. Καγκελάρης という、外交官で絵画コレクターの方のwebページにあるΑΛΕΚΟΣ ΛΕΒΙΔΗΣ さんの説明:
http://www.cangelaris.com/gr_art_levi.htm


ASTRA GALERIE という画廊(?) のwebページにあるΑΛΕΚΟΣ ΛΕΒΙΔΗΣ さんの作品:
http://www.astragalerie.gr/levidis/lev1.php




ΑΛΕΚΟΣ ΛΕΒΙΔΗΣ さんには、著作もあるようです。
『Zografiki 1982-1986』。
Open -Library にある本ですが、表紙しかないのか知ら?
http://openlibrary.org/b/OL19396693M/Zografiki-1982-1986
本の表紙はたくさん描かれているようなので、これもそうかもしれませんが、
題名が『絵画』なので、多分、ご本人の著作だと思います。



写真 1.jpg
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エティオピア物語 第一巻2-1

エティオピア物語 第一巻2-1 ΑΙΘΟΠΙΚΑ ΒΙΒΛΙΟ ΠΡΩΤΟ U-1
元の文章番号は、ギリシャ語序数-ローマ数字-アラビア数字なのですけれど、
ローマ数字は、文字化けするかもしれないので、「第一巻2-1」のように表記します。



   Ήδη πλησίαζαν το πλοίο και τα πτώματα, όταν είδαν ένα θέαμα ακόμα πιο παράξενο. Μια κόρη καθόταν πάνω σ' ένα βράχο, όμορφη τόσο που θα την έλεγες θεά, βαθιά πονεμένη για το κακό κι όμως μ' έναν αέρα ευγένειας και περηφάνιας.



 船と夥しい遺体にまで近づいた時、山賊たちは、あまりにも不可思議な光景を見た。一人の少女が岩の上に座っていた。美しかった。あまりに美しくて、女神と呼べるほどだった。惨事に深く心を痛めてはいたけれど、高貴で気高い雰囲気があった。



「πονεμένη」、受動完了分子。πονώ 。
心を痛める、の意味。身体的な痛みを言うこともありますが、ここでは心痛。


「περηφάνιας」、形容詞 (高慢な)。
ここでは、悪い印象では使っていないと思います。ですので、気高い、としました。
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2009年05月06日

エティオピア物語 第一巻1-8

   Όση όμως κι αν ήταν η απορία τους για το συμβάν, το κέρδος τους τραβούσε και η λεία· και σαν να ήταν αυτοί που κέρδισαν τη νίκη, όρμησαν.



 その有り様には大きな疑いがあったのだけれど、略奪品と言う利は、彼らを惹き付けていた。山賊たちは、まるで自分たちが勝利したかのように、傾れ込んだ。




「το κέρδος τους τραβούσε και η λεία·」、
この文の主格は「η λεία」。戦利品。
動詞「τραβούσε」の対象となっている対格は「τους」。彼らを惹き付けた。
「το κέρδος」は、「η λεία」と同格の表現で、「η λεία」を説明している。



όρμησαν (όρμω)

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エティオピア物語 第一巻1-7

   Κι εκείνοι, καθισμέμοι στην πλαγιά σαν θεατές σε θέατρο, έβλεπαν τη σκηνή και δεν μπορούσαν να την καταλάβουν : οι νικημένοι ήταν μποροστά στα μάτια τους και πουθενά δεν έβλεπαν τους νικητές· η νίκη φαινόταν λαμπρή, τα λάφυρα όμως ασκύλευτα· το πλοίο, μόνο κι έρημο κι όμως απείραχτο σαν να το φύλαγαν πλήθος φρουροί, σαν σε ειρήνη να λικνίζεται στο κύμα.




 山賊たちは、丘の斜面に、まるで劇場にいる観客かのように座っていた。そして、舞台を見ていたのだけれど、それを理解することは敵わなかった。敗者は、目の前にいた。どこにも勝者を見出せなかった。勝利は明らかに輝いて見えた。けれども、戦利品は強奪されていなかった。船は無人だった。それにも拘らず、大勢の番兵に警護されているかのように、手付かずのままだった。船は、穏やかに波に揺れていた。






ασκύλευτος not robbed



「σε ειρήνη」、平穏な状態で。副詞のように。



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2009年05月05日

エティオピア物語 第一巻1-6

   Σε τόπο μικρό, μύρια όσα είχε σκηνοθετήσει η τύχη : με αίμα είχε μολύνει το κρασί, το γλέντι είχε αναμείξει με τη μάχη, το φονικό με το πιοτό, τις σπονδές με τις σφαγές -- να ποιό ήταν το δράμα που παρουσίαζε στούς Αιγύπτιους ληστές.


 隅々にまでも、無数の運命が演出されていた。血で汚濁されたワインにある運命が。戦いで台無しにされた宴席に。飲み物を浴びた殺人者にもある運命が。殺戮に見舞われた献酒式にもある運命が。このような情景が、エジプトの山賊の目に、見せられた劇だった。




「αναμείξει」、ανακατεύομαι。interfere の意味。引掻き回される。



: (セミコロンではないと思うのですが、引用符でもないし) 以下の文は、
(-- να ποιό ήταν まで)
σκηνοθετήσει の対格となるものが並べられています。
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2009年05月04日

Πολίτικη Κουζίνα タッチ・オブ・スパイス

 「タッチ・オブ・スパイス ギリシア語表記」と言う検索がありましたので、

タイトルは『Πολίτικη Κουζίνα』。
コンスタンティンノープル風料理と言う意味だったかと。

cine.gr


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エティオピア物語 第一巻1-5

   'Αλλος κειτόταν πληγωμένος απο τσεκούρι, άλλος χτυπημένος με αιχμηρό χαλίκι απο την ίδια εκείνη παραλία, άλλος είχε τα μέλη τσακισμένα απο δοκάρι, άλλος ήταν πυρπολημένος με δαυλό, άλλος αλλιώς θανατωμένος , και οί περισσότεροι είχαν χτυπηθεί με βέλη απο τοξότες.



 ある者は、斧で傷つけられて横たわっていた。ある者は、この海岸にあった角張った砂利を打ち付けられていた。ある者は、角材で四肢を折られていた。ある者は、松明で焼かれていた。他の多くも死んでいた。ほとんどは、弓から放たれた矢で打ち抜かれていた。



「άλλος」、前の文、4では、テーブルが叙述されていて、さまざまの様子のテーブルが、セミコロンでつなげられた文の主格にάλλος が使われて、並べられていました。
 5では、4の文がピリオドで終わっており、新しい文が開始していています。5の文では、再び、海岸に横たわっている死者たちの描写になっています。
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2009年05月03日

花折る少将

 aimotokiyotakaba-α の方で、ギリシャ語の作文を作っています。『堤中納言物語』の「花折る少将」を、ギリシャ語で書いてみました。忠実な翻訳ではなく、私がギリシャ語で書き易いように、内容も変えています。
 それを、こちらのブログにも記しておきます。

Έβρισκε ένα ευγενικό αγόρι.
Το βράδυ,στην άνοιξη,πρόβαλλε η πανσέληνος.
Το σεληνόφως ήταν τόσο λαμπό που ξύπνησε το αγόρι.
Μόλις έδε το ύπαιθρο, του φαινόταν ότι
ο φεγγαρόλουστος δρόμος του παρέσυρε έξω.
Ένω ήταν καθυστερημένη, βγήκε.
Το σεληνόφως φώτιζε παντού, και κανένας δεν μπόρεσε να ισκιώσει καθόλου. Ήταν η εποχή για την αμυγδαλιά να ήταν ανθισμένη. Τα πυκνά λουλούδια φαίνονταν σαν την ομίχλη που τύλιγε τη γη.
Το αγόρι περιπλανόταν και περπτούσε για την κατεύθυνση που έδειξε ο δρόμος και έφτασε στο βουνό. Το αγόρι βρήκε μία παλιά κατοικία που είχε μία μεγάλη και αξιοθαύμαστη αμθγδαλιά δίπλα. Ήταν σε πλήρης άνθηση. Έπεφταν άσπρα πέταλα σαν χιόνι. Και μία κόρη τραγουδούσε στο περιστύλιο. Αυτή ήταν όμορφη με μαύρα μακριά μαλλιά. Αμέσως το αιχμαλώτισε η κόρη και το αγόρι αποφάσισε να την απαγάγει.
Διέσχισε στην άκρη του κλάδου της αμυγδαλιάς και έφτασε στην περιστύλιο. Κρατώντας την κόρη στην αγκαλιά του, πέρασε κάτω απο αυτό δέντρο πάλι.
Απο την αμθγδαλιά, τα άσπρα πέτλα έπεφταν ισχυρότερα. και σε λίγες στιγμές τα πέτλα σκέπασαν τα μύρα μαλλιά, έτσι να φανούν άστρα.
Το αγόρι γύρισε στο δρόμο. Όταν την κατέβασε στη γη, ανακάλυψε αυτή να γίνει η γριά !!
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2009年05月02日

η πανδημία

 医学用語は、ギリシャ語からとられていることが多いのですが、と言っても、古典語ですが、パンデミックも、元はギリシャ語です。
 現代語では、πανδημία。女性名詞で、pandemic のことです。
 元の古典語では、παν (すべて) + δήμος (人々) とのことです。

 δήμος 、男性名詞、は、現代語では地区の意味で使います。
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2009年05月01日

ανθοκομική έκθεση Κηφισιάς

 ギリシャは、やはり、春です。EPT (英語表記 ERT)に、キフィシアス地区の花の祭典のニュースがありました。17日まで行われるとのことです。

「Η Πρωτομαγιά σηματοδοτεί και την αναγέννηση της φύσης και γιορτάζεται με λουλούδια και στολισμένους δρόμους.」
五月朔日は、自然の再生に合図を送ります、そして、花で道を飾って祝うのです。


http://news.ert.gr/el/21715-anoikse-i-55i-anthokomiki-ekthesi-kifisias.htm

キフィシアス地区は、アテネ市の北にある地区。

Ο ΔΗΜΟΣ ΚΗΦΙΣΙΑΣ

Anthokomiki_ekthesi_kifisia.jpg

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Ρωμιοσύνη

 『Σπουδαστήριο Νέου Ελληνισμού』にある、Ρίτσος Γιάννης の詩、
「Ρωμιοσύνη」の最初の連(と言う言い方でよい?)を読んでみました。


Ρωμιοσύνη


Αυτά τα δέντρα δε βολεύονται με λιγότερο ουρανό,
αυτές οι πέτρες δε βολεύονται κάτου απ' τα ξένα βήματα,
αυτά τα πρόσωπα δε βολεύονται παρά μόνο στον ήλιο,
αυτές οι καρδιές δε βολεύονται παρά μόνο δικο.



ギリシャ人


それらの樹々は狭い空には不釣り合い、
それらの小石は他所の者の足裏には不釣り合い、
それらの顔は太陽にだけ似合っている、
こころは自分にだけ似合っている。




「Ρωμιοσύνη」は、現代ギリシャ人、ローマ市民から。

δεν…παρά μόνο〜 、は but,merely 。


 長い詩なので、最初の四行だけです。


"Ρωμιοσύνη "Ρίτσος Γιάννης
posted by kyotakaba at 14:24| Comment(0) | お話から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする